受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

三田国際学園中学校

2018年9月28日(金)

医師や研究者をめざす「メディカルサイエンステクノロジークラス」を新設

 2015年度に、前身の戸板中学・戸板女子高校から改称・共学化し、4年目を迎えた三田国際学園中学・高校は、時代を見据えた先進的な教育に取り組む学校として、注目を集めています。

 説明会の冒頭で、学園長の大橋清貫先生は「今の中学生や高校生が社会で活躍し始めるころは、IoTやAIに代表される第四次産業革命の真っ只中といわれています。このような社会に対応するには、『知識・応用力』を重視した20世紀型の教育に加えて、『自分の頭で考え、未知の問題を解決し、正解のない問題にチャレンジする』といった21世紀型の教育が求められます」と述べました。

 続けて、社会で活躍するために必要なスキルとして、「考える力」「コミュニケーション力」「英語力」「ICTリテラシー」「サイエンスリテラシー」の五つを挙げ、そのうえで、そうした力を育むための柱の一つである「相互通行型授業」を説明しました。これは、教員が議論の引き金となる「トリガークエスチョン」を投げかけ、それに対してグループで議論し、プレゼンテーションまでを行う授業のことです。このような学びを通じて、総合的なコミュニケーションスキルや考える力を高めていきます。

 このほか、常勤のネイティブの教員を21名そろえ、「使える英語」を身につけさせている点も大きな特徴です。さらに、プログラミング授業など、テクノロジーへの理解を深めるICT教育や、観察・実験を重視して論理的思考力を磨き、世界を見通す視点を養う理科教育などを実践し、世界標準の教育をめざしています。

 次に、中学校長の原田啓志先生が、クラス編成やカリキュラムの特徴について、動画を交えながら説明しました。中学では従来の「本科クラス」と「インターナショナルクラス」に加えて、2019年度より「メディカルサイエンステクノロジークラス」を新設します。医師や研究者をめざす生徒を対象としたクラスで、数学や理科の学力を伸ばすほか、国語や社会といった文系教科でも、医師や研究者に必要な資質を養うための学びを支援しようと、生命倫理や医学上の諸問題などを積極的に扱います。

 一方、本科クラスでは、5分野8講座から自分が興味のあるものを選び、研究を行う「基礎ゼミナール」で学びのおもしろさを追究します。インターナショナルクラスでは、ネイティブ並みに英語を話せる帰国生だけでなく、中学で初めて本格的に英語を学ぶ生徒も受け入れHRクラスを編成していますが、授業は英語力に応じて、帰国生中心でハイレベルな内容を扱う「アドバンスト」、英語を基礎から学ぶ「スタンダード」、その中間の「インターミディエイト」の3つのレベルに分かれます。たとえば、アドバンストでは英・数・理・社の授業をオールイングリッシュで行いますが、スタンダードでは英語の授業の大半を日本人とネイティブ教員のチームティーチングで行い、そのほかの教科は日本人教員が授業を担当します。英語が上達すれば、クラスのレベルを上げることもでき、中1でゼロから英語を学び始め、中3でアドバンストにステップアップした生徒も実際にいるそうです。

 2019年度中学入試の募集人員は、本科クラスが65名、インターナショナルクラスが65名、メディカルサイエンステクノロジークラスが30名です。試験は計5回で、本科クラスとインターナショナルクラスが2月1日午前・1日午後・2日午後・4日午後に、メディカルサイエンステクノロジークラスが3日午後に、それぞれ行われます。

イメージ写真
大学の研究室で使うような高性能の機器や電子黒板を備えたサイエンスラボのほか、個別ブース型の机を設置した自習室など、充実の設備がそろいます

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