受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

甲陽学院中学校

2018年8月28日(火)

「明朗・溌溂・無邪気」な文武両道の伝統校

 1917年に開校され、昨年創立100年を迎えた甲陽学院中学校・高等学校。西宮北口校で開催された説明会では、教務主任の嶋吉由喬先生が、学校生活や中学入試について紹介しました。

 今年度の東大合格者は27人、京大合格者は43人。最難関大学へのすばらしい進学実績で注目されることの多い進学校ですが、草創期には現在の全国高校野球選手権大会で優勝(1923年)した経験も。「明朗・溌溂・無邪気」の校風の下、文武両道の伝統が今に息づいています。

 「自分に合った学校を見つけるためには、学校に足を運ぶことが大切。特に11月3日の『音楽と展覧の会(文化祭)』では、生徒たちも張り切ってお客さまをお迎えするので、ぜひ生徒たちと会話してみてください」と嶋吉先生は話します。ここで在校生と話した経験がきっかけになって甲陽学院を志し、入学したという生徒も多いそうです。

 同校は、高校から生徒募集を行わない完全中高一貫校です。入試は例年、統一入試解禁日の初日と2日目の2日間にわたって実施されます。初日は国語・算数・理科の、2日目は国語・算数の試験が行われ、各100点の500点満点。調査書も提出しますが、その内容が合否に影響することはないそうです。合格ラインは、「正答率6割の300点ぐらい」とのこと。全体的に問題が難しいため、平均点は低くなりがちですが、その分、少々の失敗は致命傷にならない入試ともいえます。出題傾向は大きく変わらないため、過去問に向き合うのが有効な入試対策となります。

成長段階に合わせた教育で個性を磨き、教養を高める

 同校は中学と高校の校舎がそれぞれ別の場所にある珍しい一貫校です。そのメリットは、成長段階に応じて指導が変えられること。中学では生徒とていねいにかかわって「自立」を教え、高校では自主性を尊重して「自律」を求めています。中学には制服があり、学習面でもノートチェックなどで教員が積極的にかかわる一方、高校では校則がほとんどなくなります。高2で文理を分けますが、クラスはあえて分けずに、選択授業を多くして対応します。さまざまな進路をめざす生徒が同じ空間で過ごすのも、甲陽学院らしさです。

 「中学、高校のどちらでも最高学年を経験できることも大きなメリットです」と嶋吉先生は話します。学校行事や部活動でリーダーシップを発揮することが、成長の機会になるのです。

 説明会の最後には、授業、昼休みの食事風景、図書館での自習、学校行事の様子などがスライドで紹介されました。学校生活が具体的にイメージできる内容で、保護者の方はもちろん、参加した小学生も、学校に親しみを感じたのではないでしょうか。

イメージ写真

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