受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

四天王寺中学校

2018年8月30日(木)

女子に合った指導や授業で別学教育のメリットを生かす

 大阪府の女子の伝統校として知られる四天王寺高等学校・中学校。入試対策部部長の中川章治先生は、まず「本校がめざしているのは女子が伸びる教育です」と述べ、別学のメリットについて説明しました。この時期の男女は発達の差が大きく、聞こえ方、見え方から、記憶の仕方、感情の処理の仕方まで違うため、指導法や教材、授業展開を変えると成果が上がるとのこと。道筋を示しながらじっくり考えさせる授業を中心に、すべての教科でていねいな積み上げと繰り返し学習を重ねるなど、女子に合った教育に徹しています。

 一方で、「円満で深い人間性を備えた女性を育てる」「将来希望する世界に力強く雄飛し得る学力を養成する」「個性を充分伸張できる教育を行う」という三つの教育方針はそれぞれ、生徒の明るさと強さ、進学実績と卒業生の活躍、そして4コース制につながっています。仏教の教えを基盤とした心の教育を実践しているのも特徴で、聖徳太子が説いた「和の心」が学校生活全般に根付いているそうです。

 大学入試改革に向けて英語教育にも力を入れています。授業は週に7時間あり、英語暗唱大会やネイティブ教員による英会話、校内語学研修、海外語学研修など、さまざまな取り組みを導入。英検®1級をめざすチャレンジ講座や、ハーバード大学の学生を招いて議論するプログラム、AIを利用した英会話といった新たな試みもスタートさせ、英語力の伸長をサポートしています。

医学部医学科に多数合格4コース制で力を伸ばす

 後半は、今春の大学合格実績についての詳しい説明です。国公立大の合格者は293名(現役187名)。国公立大医学部医学科にも過去最多の63名が合格しました。私立大を含めると医学部医学科の合格者は延べ185名に上り、これは全国2位の数字です。右肩上がりの実績が続く背景について中川先生は、「こつこつと努力し、学校で力をつけている」と分析。談話室や図書室、食堂で生徒たちが朝や放課後に勉強に励む様子をスクリーンに映し出しました。放課後には卒業生が学習サポーターとして常駐するなど、すぐに質問できる体制も整えています。

 4コース制を敷いているのも希望の進路を実現するためです。文化・スポーツコースは別カリキュラムですが、英数Ⅰコースは基本をしっかり学ぶこと、英数Ⅱコースは応用中心、医志コースは英数Ⅱよりさらに進度が速いことが特徴で、中学の間はコース変更も可能です。まだ卒業生の出ていない医志コースでは今後、東大、京大、大阪大の医学部に現役で10名前後の合格者を出すことを目標にしています。

 2019年度の中学入試については、国語・算数・理科の受験者平均点は6割、社会は7割程度に設定され、難度は変えない方針です。英数Ⅰは6割、英数Ⅱは7割、医志は7割5分から8割の得点が合格の目安になります。最後に中川先生は「ぜひ学校に来て、本校の雰囲気や良さを知ってください。そのうえで志望校の一つにしていただければうれしいです」と呼び掛けて、説明会を締めくくりました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真

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