受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

成蹊中学校

2018年9月20日(木)

豊かな自然環境の下、多様な価値観に出合い、人格・学問・心身を鍛える

 「個性の尊重」「品性の陶冶」「勤労の実践」を建学の精神に掲げる成蹊学園は、1912年に設立されました。創立者・中村春二がめざした「知育偏重ではなく、人格、学問、心身にバランスの取れた人間教育の実践」という理念は今も大切に受け継がれ、幅広い教養を身につけて、個性を育てる教育が行われています。

 また、同校は開校当初から帰国生を受け入れ、グローバルな視点で人材を育ててきた学校でもあります。登壇した校長の跡部清(あとべ・さやか)先生が、同校の教育のキーワードとして挙げたのは、「豊かさ」と「多様性」です。跡部先生は、「武蔵野の恵まれた自然環境の下、併設小学校からの内部進学生、帰国生、留学生など、多様な仲間とかかわり合い、さまざまな価値観に触れることで心を豊かに育みます。6年間の充実した学びを通して、豊富な選択肢から自分の生き方や進路を見つけてほしいですね」と語りました。

 続いて、入試部主任の坂井史子先生が教育内容について説明しました。同校では、各界の著名人や専門家を招いて行う講演会のほか、成蹊大学との連携による体験学習など多種多様な教育活動を実践しています。たとえば10~11月に開催される「中3×大学ゼミ」は、成蹊大学が中学生のためにゼミを開講する教養プログラムです。さらに、坂井先生は、「高校3年生は成蹊大学の正規の講義を聴講でき、手続きを踏んで単位を取得した場合は、成蹊大学進学後に大学の単位として認められます。このような教育体制は、小学校から大学までが同じキャンパスにある本校ならではといえるでしょう」と話しました。

 国際理解教育も充実しており、アメリカの名門ボーディングスクール、セントポールズ校とは約70年前から留学生の交換を続けているほか、奨学金の支給も含め、独自の短期・長期留学プログラムを豊富に用意しています。2日間英語漬けの生活を体験する、中1の希望者対象の「イングリッシュ・シャワープログラム」をはじめ、国内においてもさまざまな国際教育プログラムを用意しています。また、世界各国から数十名の留学生を受け入れているため、校内にいながらにして国際感覚を養うことができます。

 中1は、1クラス36名程度の少人数制で、きめ細かい指導を行っています。1学年のうち4割程度が併設小学校からの内部進学生で、2割程度が海外在留経験のある帰国生です。このため、中1の英語では、それまでの「英語学習歴」を考慮し、一人ひとりの理解度に合わせたクラス編成による分割授業を行っています。数学では、高い論理的思考力が必要とされる2020年度以降の「大学入学共通テスト」に向けて、先取り学習を取り入れています。

 高校卒業生は約2割が内部推薦で成蹊大学に進学。残りの約8割の卒業生は、東大をはじめとした国公立大学、医学部、早慶などの難関私立大学、海外大学に進みます。

 2019年度入試については、日程等は例年どおりですが、出願方法がWeb出願に変更されます。出願する試験をWeb上で選択し、入学考査料の支払いを完了した後、成績通知表のコピーなどの必要書類を期間内に郵送するか、窓口で提出するという流れです。

イメージ写真
2007年にできた中学ホームルーム棟は、床などに木材が多用されていて温かみがある一方で、各教室にはIT環境が整っています

https://www.seikei.ac.jp/jsh/ 別ウィンドウが開きます。

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