受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

高輪中学校

2018年9月27日(木)

考えさせる教育で自立した人物を育てる

 「泉岳寺」「白金高輪」の両駅から徒歩5分以内で、2020年に開業予定の山手線新駅からも程近い高輪中学校。周囲はビルに囲まれていますが、校地は緑豊かで、とても静かです。

 登壇した学校長の坂本正先生は、冒頭、「見えるものの奥にある見えないものを見つめよう」という同校の教育理念を具現化するために、「知識偏重ではなく、『なぜ』を考えさせる授業を行い、観察・実験、演習、発表を重視しています」と話しました。

 そして、この教育理念の下、二つの教育目標を設定しています。まず一つ目は、「人を育てる指導」を通じて、社会性を育むことです。「社会人として、みずから考え行動する自立した人物、そして、リーダーとして活躍できるような人物を育てたい」と言います。二つ目の目標は、次のステップへの橋渡しです。生徒一人ひとりが志望する大学に入れるよう、基礎学力をしっかりと養成します。「今、大学入試改革をはじめ、盛んに教育改革が叫ばれています。しかし、本校の従来の授業を大切にしていけば、思考力や判断力はきちんと育ちます。不易流行ということばがありますが、守るべきものはしっかり守りつつ、そのうえで新しいものを取り入れていきたいと思います」と坂本先生は強調しました。

 続いて、教頭の平野先生から、具体的な教育内容や学校生活についての話がありました。1学年は約240名で、40名×6クラス編成とし、クラス替えは毎年行います。「専任教員が多く、授業の8割を担当します。そして入学時に受け持った専任教員が、その後6年間持ち上がりで、生徒を見守り続けます」とのことです。

 中高6年間は3期に分かれています。前期(中1・2)は「基礎学力の徹底と人間関係構築期」という位置づけになっており、数学は中2までに、国語・英語は中3の1学期までに、それぞれ中学課程を学び終えます。子どもたちは自己管理ができるように、「スコラ手帳」で行動を記録し、担任がチェックします。中期(中3・高1)は「進路決定・学力伸長発展期」です。中だるみしやすいこの時期に競い合って学力を伸ばしてほしいと、選抜クラスを2クラス設置しています。後期(高2・3)は「総仕上げ・達成期」です。英語・国語・数学は、高2までに高校カリキュラムがほぼ終わり、高3からは演習が増え、本格的に受験に向かうことになります。

 体験学習が充実しているのも同校の特色の一つです。宿泊行事としては、中1で自然体験(3泊4日)、中2で農工芸体験(3泊4日)、中3で西日本探訪(4泊5日)があります。高2では全員がオーストラリアでの海外学校交流(5泊6日)に参加し、現地校を訪問したり、農家でのファームステイを経験したりします。いずれもコミュニケーション力を育てる機会となっています。また、語学研修や留学の機会も豊富で、新たに設けられた8か月間の長期留学(希望者)では、留学先での単位を認定し、帰国後は元の学年に戻れるといった配慮がなされています。

 最後に、入試広報部長の真壁亨先生から、2019年度入試についての説明がありました。入試日程に変更はありませんが、全日程(帰国生入試を除く)の出願受付が1月10日から開始となります。

イメージ写真
都心にありながら泉岳寺に隣接する閑静な環境。2020年には徒歩数分の場所に山手線新駅が開業します。冷暖房完備の体育館や全天候型グラウンドなど、運動施設も充実しています

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