受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

関東学院中学校

2018年10月2日(火)

多様な体験学習による“興味漬け”教育が、生徒たちの可能性を引き出す

 関東学院中学校高等学校は1884年創立の横浜バプテスト神学校を源流とする、1919年設立のプロテスタント系の中高一貫校です。キリスト教の精神に基づく校訓「人になれ 奉仕せよ」を継承しながら先進的な教育カリキュラムを実践するとともに、生徒自身が興味を持ち、積極的に学習に臨める環境づくりに力を注いでいます。

 会の冒頭で冨山隆校長先生は、同校の礎である教育理念について説明しました。プロテスタント系の学校である関東学院の一日は、中高とも学年ごとに行う礼拝から始まります。各学年週2回の礼拝では、教師と生徒が共に神の前で学ぶこと、教えること、人として成長することを願い、今置かれている環境への感謝を捧げ、祈ります。また、週に1回の聖書の授業では聖書の教えを通して、「物事の何を大事にすべきか」「どのように判断すればいいか」ということを一人ひとりが考えます。冨山先生は、「自分自身を高め、その高めた力を他の人とともに用いることに価値を見出す人間を育てていくことが本校の教育であり、生徒たちの心にもそのように働きかけています」と結びました。

 次に、関東学院中学校の学習カリキュラムと入試について、入試広報の鈴木書彦先生が説明しました。2018年度から新カリキュラムを導入し、2期制となった同校では、それまでの週5日制から週6日制に変更し、1年間の授業数が300時間増えました。しかし、生徒を勉強漬けにするのではなく、先取り学習は半年分にとどめ、検定教科書を用いて基礎力を重視しながら、副教材で応用力を身につけるという方針です。理科は五つの実験室を活用し、たくさんの実験を行います。鈴木先生は、「本校の教員は、生徒の興味・関心を高める、“興味漬け”を意識しながら指導しています。当たり前のことを当たり前にやり遂げることで学習効果は確実に上がっています」と力強く語りました。同校は関東学院大学との関係校ですが、毎年、卒業生の9割以上は他大学に進学します。また、指定校推薦も多く、海外も含め140大学に200名以上の枠があるそうです。

 また、英語は2020年度から始まる新しい大学入試制度を見据え、4技能の向上を図ろうと英会話スクール「ベルリッツ®」のベルリッツ・メソッド(週2回)と、オンライン英会話(年間17~18回)を導入しています。このうちベルリッツ・メソッドは中1から高2の5学年で、1クラスを3分割した少人数で行い、英語と異文化を同時に学ぶことができます。

 1学年には約40名のクラスが6つあり、中2~高1では、成績上位者を集めた「ベストクラス」を各学年に1クラス設置します。ほかの5クラスは学力が均等になるように編成しています。毎年クラス替えがあり、成績次第で「ベストクラス」に上がることも可能です。また、高2に進級するときに文系・理系のクラス選択をしますが、それぞれに1クラスずつ「難関大学受験クラス」を設けています。

 2019年度入試については、一期入試が2月1日午前(4科)・1日午後(2科)・3日午前(4科)の3回、二期入試が6日午前(4科)と、計4回実施されます。12月1日の入試説明会では、出題の傾向がわかる過去問題勉強会(要予約・定員制・6年生対象)を午前と午後に開催するとのことです。

イメージ写真
2019年には創立100周年を迎える同校。緑豊かなキャンパスでは、充実したカリキュラムでの学習とともに、部活動も活発に行われています

http://www.kantogakuin.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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