受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

佼成学園中学校

2018年10月4日(木)

独自の国際理解教育とICT教育を行い、真のグローバルリーダーを育てる

 1956年、宗教法人立正佼成会が社会事業の一環として創立した佼成学園中学校・高等学校は、「平和な社会の繁栄に役立つ若者の育成」を建学の精神に掲げ、謙虚、感謝、素直、思いやりといった「人間らしさ」を育む教育を展開しています。

 あいさつに立った校長の榎並紳吉先生は、「やがて到来する、複雑で変化の激しい社会を生き抜くためには、人間力を鍛えなければいけません。そのために本校では、主体性や強い探究心、コミュニケーション力を持った生徒を育てたいと考えています」と述べました。さらに、「こうした教育を推進するのに、男子校は最適な環境」と続けます。男子だけの環境には、失敗を恐れないムードが漂っているため、生徒は伸び伸びと好きなことにチャレンジし、探究心やコミュニケーション力が培われやすいそうです。

 続いて、教育内容についての説明を担当したのは広報部長の南井秀太先生です。南井先生は、同校が推進する取り組みの一つとしてICT教育を挙げ、生徒全員が1人1台所有するタブレットと電子黒板を活用した授業を行っていることを紹介。生徒たちはタブレットでクラス全員の意見や解答などを瞬時にシェアできるため、ほかの生徒の意見や考え方を知り、多様性を尊重する姿勢が育まれるとのことです。一方、毎回の授業では、自分の意見を発信する場面が必ずあることから、主体性や思考力も養われます。

 中学・高校全学年の期末考査で実施する英語のスピーキングテストでも、タブレットを活用しています。内蔵マイクで自分の声を録音し、音声ファイルとして担当教員に送信するのですが、このとき、内蔵マイクには本人の声だけが録音されるため、一斉に考査することが可能です。南井先生は「従来のような、生徒の順番待ちもないので、スムーズに進められます」と話します。タブレットについては、ふだんの学校生活や行事などのスケジュール管理にも利用しているほか、生徒・教員・保護者をつなぐコミュニケーションツールにもなっているそうです。

 国際理解教育についても、充実したプログラムを展開しています。「Global Leader Project(GLP)」では、「モンゴル異文化体験」「フィリピン・マニラ平和学習」「タイ・フィールド実践」といった希望制のプログラムを通して、実践的な英語力を身につけるだけでなく、地球上には多様な価値観や文化があることを理解します。GLP生は、本人の希望と中学入試での成績により選考され、特待生・特別奨学生合格レベル、または英語入試・帰国生入試の高得点者が対象となりますが、入学後の学内選考でも若干名採用することがあるとのこと。ほかにも、オーストラリア語学研修(中2・3)、フィリピン・セブ島英語留学(中2〜高2)など、国際感覚を養う機会を幅広く用意しています。

 学習面については、今年度より習熟度別クラスを採用し、難関国公立大学や早慶上智をめざす「アドバンストクラス」と、国公立大学や難関私立大学をめざす「マスタリークラス」に分かれました。英語の授業では、1クラスをさらに2分割し、15人ほどの少人数編成で手厚い指導を行っているとのこと。成績に応じて進級するたびにアドバンストクラスとマスタリークラスの間で生徒の移動があるため、学習へのモチベーションもアップします。また、高校生の自習室にはOBの大学生チューターが常駐し、学習をサポートしてくれるほか、進路選択や学園生活についての相談役にもなっています。

 説明会終了後には、施設見学、授業見学、食堂試食(学食体験)を実施。英会話の授業で積極的に発言する生徒たちの様子を見学することができました。

イメージ写真
丸ノ内線方南町駅より徒歩5分の立地。学校より半径8km以内であれば自転車通学も可能です

http://www.kosei.ac.jp/boys/ 別ウィンドウが開きます。

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