受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

横浜女学院中学校

2018年10月23日(火)

キリスト教を基礎にした全人教育と時代に即したカリキュラムで国際人を育成

 1947年に2つの学校が合併して創設された横浜女学院は、「キリスト教教育」「学習指導」「共生教育」の三つを教育方針に掲げ、伝統の全人教育を守りながらも時代に即したカリキュラムを実践する女子進学校です。

 スーパーグローバルハイスクール(SGH)のアソシエイト校に指定されている同校は、「持続可能な社会を創る価値観」「コミュニケーション能力」「リーダーシップ」「データを読む力」「代替案の思考力」「総合的な思考力」の六つの力を育てることを教育目標に設定し、改革を進めています。この日の説明会において、平間宏一校長先生は、「子どもたちが解決すべき問題を抱えていると、わたしたちはつい手を差し伸べてしまいますが、中高6年間で最も大切なのは自立心と行動力を伸ばすことです。本校では生徒一人ひとりが自己肯定感を高めながら、みずから考え、行動に移し、自分で解決する力を育成し、知性と品性を備えた女性へと成長できるようサポートします」と説明しました。

 続いて、広報部長の佐々木準先生が教育内容について紹介しました。今年度から英語教育に特化した「国際教養クラス」を新設し、海外大学への進学を視野に入れた高度な授業を展開するなど、教育改革を推進しています。一方、従来の普通クラスと特進クラスについては「アカデミークラス」に一本化しました。これまでの特進クラスの学習内容に相当するハイレベルな授業を行っています。

 「国際教養クラス」では、国際的な社会問題を扱い、行動できる人を育てる探究型学習「ESD(Education for Sustainable Development)」と、教科学習と英語教育を組み合わせた内容言語統合型学習「CLIL(Content and Language Integrated Learning)」を教育の柱に据え、世界の人々と協働できる力を伸ばします。また、第二外国語を必修科目とし、中国語・ドイツ語・スペイン語のなかから一つを選択して学びます。このような独自のカリキュラムを通して自信をつけ、中3でニュージーランド海外セミナーに臨みます。そして、高校では、希望者を対象に、アメリカ海外セミナー(3週間)とヨーロッパ海外セミナー(2週間)も実施し、異文化への理解を深めます。

 一方、「アカデミークラス」には、普通クラスと特進クラスを設け、緻密な学習体制の下、真の学力を培い、難関大学進学をめざします。

 また、今年度より平日は7時限、土曜は国際教養クラス4時限、アカデミークラス3時限の週6日制に移行し、十分な学習時間を確保しています。中1・2の生徒には、月曜日と金曜日の放課後、大学生チューターがサポートする「勉強クラブ」を実施し、自学自習の習慣づけを図っています。

 入試は、国際教養クラスとアカデミークラスに分けて行われますが、両方への出願も可能です。佐々木先生によると、合否は得点率で判定し、合格ラインとなる正答率はそれぞれ「国際教養クラス」は80%、「アカデミークラス」の特進クラスは75%、普通クラスは60%が目安となるそうです。佐々木先生は、入試の注意点として「算数は小数や分数の計算ミスが多く、国語は『萩』と『荻』など似ている漢字でミスが多い」と指摘し、「小さなミスをなくすことを心がけてください」とアドバイスを送りました。

イメージ写真
2018年度より週6日制に移行し、月~金曜は7時限まで、土曜は3時限まで授業を行います(国際教養クラスは4時限まで)

https://www.yjg.y-gakuin.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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