受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

武蔵野大学中学校(現・武蔵野女子学院中学校)

2018年10月12日(金)

共学化し、校名を変更。新たな教育プログラムもスタート

 仏教学者・高楠順次郎博士によって1924年に創設された武蔵野女子学院は、「仏教主義による人間成就の教育」を建学の精神に掲げ、特色ある女子教育を実践してきました。同校は、2019年度から中学校を共学化(予定)するのに伴い、校名を「武蔵野大学中学校・高等学校」に改め、高校も2020年度から共学化します。今年4月に着任した校長の日野田直彦先生は、大きな節目を迎える同校がめざす教育について、「原点回帰と新しい時代に向けて 武蔵野大学中学・高校がめざす『真なるグローバル&サイエンスとは?』」というテーマで説明しました。

 豊富な海外経験を持つ日野田先生は「今の子どもたちが40代になるころ、アフリカのナイジェリアは、人口で全ヨーロッパを上回り、GDPで日本と並ぶと予測されています。また、メキシコとブラジルの台頭により、スペイン語やポルトガル語、そして中国語が重要視される時代がやってきます」と、グローバルな視点からこれからの世界情勢を分析し、目まぐるしく変化する社会に対応した学校づくりの必要性を訴えました。日野田先生は「失敗してもいいから、どんどんチャレンジすることが大切です。本校では、けがをしないかぎり何をやっても構いません。失敗したら、校長の責任です」と力強く話しました。

 続けて、日野田先生は「海外ではどこへ行っても必ず、『あなたは何者ですか、何がしたいですか、どんなことで貢献したいですか』と聞かれます。英語が完璧でなくても、自分がどのような人物なのかをきちんと伝えられる生徒を育てることが、本校の教育改革の中心となっています」と説明します。具体的な例として、3年後に予定している中間テストの廃止、キャンパスを持たず、4年間で7都市を移動しながら学ぶという全寮制のミネルバ大学のワークショップへの参加、ハーバード大学の学生とのインターキャンプなどについて紹介しました。一方で、ディスカッションや調べ学習などのアクティブ・ラーニングを活性化するために、教室の壁を白く塗装して大きなホワイトボードにしたり、図書館を議論の場として使いやすく改装したりと、施設のリニューアルも進めています。最後に、日野田先生は「自分で“哲学”を持って世界に貢献できる生徒を育成できる学校になったらいいな、と思っています」と笑顔で締めくくりました。

 続いて、入試広報部部長の小幡武憲先生がコースの概要と入試について説明しました。それによると、これまでの総合進学コースと選抜進学コースを、グローバル&サイエンスコースに統合するとのことです。生徒の探究心と自主性を伸ばし、最先端のグローバル・サイエンスの習得をめざします。そして、高校からは、ハイグレード選抜(現在の文系創造コース、理系医療コースが進化)、インターナショナル選抜(現在の国際交流コース)、本科(現在の総合進学コース)の3コースに分かれます。

 2019年度入試は、2月1日午前の第1回(2科)、1日午後の第2回(国・算・理・社・英から2科目)、2日午前の第3回(算・英から1科目)のほか、1日午前に適性検査型入試、2日午後に思考力入試、4日午前にプレゼン入試を行います。なお、第2回、第3回では、英検®3級取得者は英語筆記試験で50点が加点され、準2級取得者は英語筆記試験が免除となります。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真
緑豊かで広々としたキャンパスには、幼稚園、中学・高校、大学・大学院があり、大学と共用のテニスコート、体育館、人工芝グラウンドなど、施設・設備が充実しています

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