受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

静岡聖光学院中学校

2018年10月27日(土)

新時代に求められるリーダーシップを育む

 1969年に開校した静岡聖光学院中学校は、「カトリックの世界観に立つ人類普遍の価値を尊重する人格の形成、あわせて高尚かつ有能な社会の成員を育成する」という建学の精神の下、新しい時代に活躍できる人材の育成をめざしています。駿河湾や富士山を一望する丘の上に建つ同校は、6年一貫教育を行う男子ミッションスクールで、神奈川県の聖光学院中学校とは兄弟校の関係にあります。敷地内には、ボセジュール寮(中1・2)とル・セール寮(中3~高3)という二つの生徒寮があり、全体の約3分の1の生徒が寮から通っています。また、50周年を迎えるのを機にリノベーションを行った校内は、居心地の良いカフェと図書館をミックスし学校内での第3の空間として機能するカルチャーラボや、国際プレゼンテーショントレーニングもできるピエールロバートホール、立ちスタイルでグールプ討議やアイデアを出し合う授業を行うクリエイティブラボなど、新時代の教育をサポートする工夫凝らされた創造環境が整えられています。

 東京・代々木のY-SAPIX東大館で行われた説明会には、入試広報部の伊藤哲大先生が登壇。「Men for Others」「決断できるジェントルマン」「課題解決型人材の育成」「グローバルイマージョン」「ICTリテラシー」という五つのビジョンを掲げ、「これからは人生100年時代。生徒が卒業した後も人生は80年続きます。予測不能な未来においても、世の中を生き抜いていける力を6年間で培っていきます」と力強く話しました。

 同校では物事の本質を見極める力や、状況に応じて的確な判断と行動ができるリーダーシップを育むため、発達段階に応じて多彩なプログラムを展開しています。まず、学習面においては、中1・2を「基礎学習期」、中3・高1を「研究学習期」、高2・3を「進路学習期」と3期に分け、それぞれに目標を設定したうえできめ細かい指導を徹底しています。また、体験学習の場を豊富に設けており、生徒にとっては、学問への興味・関心の幅を広げると同時に、将来への道筋を描くきっかけにもなっています。

 また、同校は国際教育にも力を入れており、イギリスのイートン校が主催するサマースクールへの参加や、オーストラリア、カナダ、マレーシア、フィリピン、インド、タイ、インドネシアといった多方面に少人数で参加するプログラムを数多く用意しています。さらに、静岡大学で学ぶ外国人留学生を十人単位でディスカッションやプレゼンテーションに定期的に招くなど、学校内でも生きた英語に触れる機会を設けています。来年度には、留学生が常駐し生徒が学内留学を体験できるイングリッシュルームを設ける予定です。

 自身も同校の卒業生で、在学中は寮生だったと話す伊藤先生からは、寮についての詳しい説明もありました。「寮は2~4人部屋で、洗濯も自分でやります。生徒が持ち回りで日直や代表を務め、運営にも積極的にかかわることで自立心が養われます。また、不便で、不自由で、我慢を強いられる寮生活を通して、友人との絆が生まれ、親への感謝の気持ち、進んで協力しようとする姿勢、他人を気遣う心などが育まれます」とのことです。卒業時に、親からもらった一番のプレゼントとして6年間の寮生活を挙げる生徒もたくさんいるそうです。

 2019年度入試については、1月12日午前の帰国生入試と同日午後の21世紀型入試、1月27日午前のⅡ期入試は静岡会場(本校)のみで実施します。静岡会場と東京会場(AP品川)の2か所で実施するのは、1月12日午前のⅠ期入試と、13日午後の特待生入試です。21世紀型入試は、2019年度から新たに導入される試験で、思考・表現・創造の力を問う問題が出題されるとのことです。

イメージ写真
新しい図書館「聖光カルチャーラボ」は、仲間と語り合ったり、自習に励んだり、補習を受けたり、少し難しい本に挑戦してみたりと、活発な活動の場として活用されています

http://www.s-seiko.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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