受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

中村中学校

2018年11月1日(木)

きめ細かいキャリア教育で進路実現をサポートし、社会に貢献できる人材を育成

 校訓に「清く、直(なお)く、明るく」を掲げ、明るく伸び伸びとした自由な校風で知られる中村中学校・高等学校は、江東区清澄にある清澄庭園に隣接します。地上7階・地下1階建ての近代的な校舎は、最新のICT教育機器やオープンテラスなどの設備が整った快適な学習環境です。この日の説明会も、眺望がすばらしい最上階のコリドール(空中図書館)で開催されました。

 あいさつに立った校長の永井哲明先生は、「学習を進めるうえで大切なのは、生徒自身の『伸びたい』という気持ちです。本校では生徒と積極的にかかわりながら、一人ひとりの気持ちを後押しし、きめ細かい指導を徹底することで、自己実現ができるようにサポートしています」と話しました。たとえば、生活習慣と学習習慣を確立するため、中学では家庭学習の進め方や授業ノートの取り方といった基礎からていねいに指導しています。また、早い段階から将来の夢や目標を具体化するキャリアデザイン教育も行い、未来から逆算して進路を選択するよう促しています。「幅広い視野で自分を見つめ、社会貢献について考えるようになると、勉強も『やらされる』ものではなく、『やりたい』ことへと変化します。こうした人間的成長を楽しみに、わたしたちは生徒の学習意欲を高める教育的な仕掛けを、今後もどんどん提供していきます」と永井先生は熱く語りました。

 続いて、入学対策部部長の江藤健先生が実際の教育内容を紹介しました。中学では国語・数学・英語の授業をそれぞれ週6時間行い、基礎学力を定着させています。また、読解力・表現力・思考力を磨く取り組みとして、「日本語道場」にも力を入れています。これは、毎朝のホームルームの中に「朝読書」の時間を設け、思ったことや考えたことを「読書ノート」に記録させたり、学年ごとに推奨図書を設定した「中村の100冊」を発行し、読書に対する意欲をかきたてるというものです。中1では「自分新聞」を作成し、中2では「なぜ勉強するのか」といったテーマについて考え、文章にまとめます。このように同校では、中1から高2までに100本のテーマで小論文やレポートに取り組み、「考える」「書く」作業を繰り返します。

 思考力をさらに高めるため、全教科において探究学習やプレゼンテーションの機会を多く設けています。授業では、アクティブ・ラーニング型の活動を取り入れ、1人1台のタブレット端末を活用して互いに学び合い、理解し合う環境を整えています。グローバル教育にも注力しており、特に中学では、英語の4技能の「聞く」「話す」「読む」「書く」のうち、「話す」を「対話」と「発表」の二つに分けて指導することで、知識の定着を図り、実践的な語学力を養っています。

 高校には「普通科」と「国際科」があり、「国際科」の生徒は高1の1月から、約1年間の留学が義務づけられています。江藤先生は、学習合宿や長期休暇中の講習などが充実していることをアピールし、「学校だけで受験を突破する力を養成すべく、多様な進路希望に対応する授業を用意しています」と強調しました。このような指導の結果、生徒一人ひとりが希望する進路を実現し、現役での大学進学率は85%近くに達します。

 説明会終了後、参加者は中1の教室や家庭科室で行われていた授業を見学しました。アットホームな校風を感じることができたようです。

イメージ写真
窓から清澄庭園を一望できる校舎最上階のコリドール(空中図書館)。庭園では四季折々の花を見ることができ、学習意欲も高まります

https://www.nakamura.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ