受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

洗足学園中学校

2018年10月10日(水)

「自立」「挑戦」「奉仕」を柱に 主体性を伸ばす教育に取り組む

 1924年、「社会に有為な女性を育てる」ことを目的に誕生した洗足学園。現在は時代に合わせ、グローバル社会で生き生きと活躍できる人材の育成を目標とし、主体性を伸ばすことに主眼を置いた教育を行っています。

 同校はミッションスクールではありませんが、創立者の前田若尾先生が敬虔なクリスチャンであったことから、校名は聖書「ヨハネによる福音書」第13章にある「あなた方も互いに足を洗い合えるような謙虚で慈愛に満ちた気持ちを持ちなさい」というイエスの弟子たちへの言葉に由来しています。

 川崎市高津区のキャンパスに幼稚園から音楽大学・大学院までを擁する同校では音楽教育に力を入れ、豊かな感性を養っています。中学3年間の音楽の授業では、バイオリン、トランペット、クラリネット、フルートから一つの楽器を選択して習得します。この日の説明会も卒業生による弦楽四重奏のミニコンサートからスタート。美しく調和した音色に保護者たちから盛大な拍手が送られました。

 続いて校長の宮阪元子先生が登壇し、教育目標として「自立」「挑戦」「奉仕」の三つを挙げ、次のように述べました。「本校が掲げる『女性の自立に向けた挑戦』の根底には、謙虚で慈愛に満ちた奉仕の精神が流れています。先行きが不透明な未来の社会で確かな力を発揮できるよう、『学問の基礎を築き、心豊かな成長を遂げること』を大切にしながら、女性の自立に向けた教育に取り組んでいきます」と語りました。

「4C教育」の推進に向けて 来年度から週6日制へ移行

 次に、入試広報委員長の玉木大輔先生が具体的な教育内容を説明しました。「学力+4C教育」を推進する同校では、Communication(コミュニケーション力)、Collaboration(協働する力)、Critical thinking(批判的思考力)、Creativity(創造力)の四つを重視しています。2019年度からは従来の授業週5日制から週6日制へと移行し、土曜日の午前にも授業を行うことになりました。また、ICT教育も強化し、中3より学校指定のパソコンを1人1台所持します。さまざまな授業にICTを取り入れ、高校では生徒一人ひとりの3年間の学習やさまざまな活動の記録をデジタル化して残すeポートフォリオの作成を支援します。

 このほか、生徒が「他流試合」に参加することを奨励し、その成長を後押ししているのも特徴です。たとえば、企業や団体との共同企画を計画し、「自分の人生設計のために大切なこと」を学んだり、同校の模擬国連同好会の生徒が企画して『ジャパンメトロポリタン模擬国連大会』(JMMUN)を開催し、ほかの参加校の生徒と交流を深めたりします。

 また、十数年にわたって続けてきた教育改革が実を結び、国公立大学をはじめとする難関大学への合格実績が向上し、卒業生は海外の大学も含めて、さまざまな道に進んでいます。2018年度の大学合格実績を見ても、国公立大学86名、医学部医学科50名、早慶上理227名とすばらしい結果を残しています。学習・進学支援としては、卒業生による補習講座(中学生対象)と進学講習(高校生対象)、そして長期休暇中の講習を実施しています。さらに、海外大学への進学希望者のサポートにも力を入れており、今年は海外大学に12名の合格者を出しました。

 2019年度入試については、前年度から大きな変更はありません。「国語は、記述問題の一部で字数制限を廃止する」「算数は答えが不正解でも、途中式に部分点が与えられる」「社会は地理・歴史・公民の3分野からの出題で、記述問題も含まれる」「理科は物理・化学・生物・地学の4分野を均等に配点する」といった情報が伝えられました。

イメージ写真
最新の映像・音響設備を備えた大講堂や人工芝の校庭など最新鋭の教育環境の下、生徒はクラブ活動や委員会活動にも積極的に取り組んでいます

http://www.senzoku-gakuen.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ