受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

ラ・サール中学校

2018年10月20日(土)

隣人を受け入れ、助け合う キリスト教の全人教育

 世界約80か国で1000を超える学校を運営するカトリック教育修道会「ラ・サール会」。鹿児島のラ・サール学園もそのラ・サール会を設立母体とする学校の一つで、1950年に高等学校が、1956年に中学校が開校しました。毎年、東京大学など最難関の国立大学や医学部に多数の合格者を輩出する進学校として知られ、全国から入学者が集まるため、65%の生徒が寮や下宿での生活を送っています。

 東京・代々木のSAPIX国際教育センターで開催された説明会は、学校生活を紹介するDVDの上映からスタート。入学式や新入生が絆を深める校外研修のほか、学ランやはかま姿での応援合戦が見どころの体育祭といった行事を通して、学校生活を満喫するラ・サール生の様子が伝わってきました。

 続いて、副校長の谷口哲生先生が登壇し、「キリスト教の広く豊かな隣人愛の精神を養う」「新時代の人間として世界への広く正しい認識を培う」「心と体と頭の調和の取れた、社会に役立つ人間を育てる」「ひとりひとりの能力を最大限に伸ばす」という四つの教育方針を紹介。そのうえで、「生徒手帳には、自身が大きく成長するために守るべきことを『ラ・サール生のつとめ』として掲載しています。全国から生徒が集まる学校だからこそ、隣人を受け入れ、互いに助け合う姿勢が大切なのです」と述べました。

授業の効果を上げる自学自習と きめ細かいサポート体制

 学習面では、「授業の効果を上げることを大切にする」ため、中1のうちから計画的に自学自習に取り組む習慣が身につくよう、徹底的に指導しています。谷口先生によると、「寮生については、中学では3時間、高校では4時間の義務自習を設けています。また、始業前には、中学は朝読書、高校は朝テストを実施し、考査で一定の成績に達しなかった生徒には補習や追試で早めのフォローをしています」とのこと。6年間一貫の特色あるカリキュラムを組むことにより、無駄のない効果的な授業が展開され、文系・理系の志望別コースに分かれる高2からは選択科目が増えます。こうして、高2までに高校内容をすべて学び終えると、高3では年間10回の週テストを行い、実力を確認しながら大学受験に備えていきます。

 英語教育にも力を注ぎ、外国人教諭による週2時間の「口語英語」では、1クラスを2分割して少人数制授業を展開。希望者には、アメリカでのホームステイ、イギリス・イートン校での研修など、国際理解教育も用意しています。

 さらに、出身地別に紅白に分かれて競う体育祭、桜島一周遠行、開聞岳や霧島連山の名峰などに挑む登山など、男子校らしい学校行事の様子も紹介しました。

 2013年にリニューアルした学生寮では、今年は中学生341名、高校生242名が共同生活を送っています。生活エリアは中高別で、部屋割りは、中学生が1年から3年まで同室の8人部屋で、高1・2が個室です。夕食後は各フロアに設けられた自習室で自習する決まりになっており、高校生は自室での自習も認められています。そして、高3になると、受験勉強に集中するために退寮し、下宿に移ります。

 2019年度の入試は1月26日に実施予定です。谷口先生は「県外入試はなく、本校にて1回だけの入試です。親子で本校の雰囲気を確かめに、ぜひ、お越しください」と結びました。

イメージ写真
桜島を望む広大なキャンパスは、鹿児島空港からバスで約50分。46ある部活動も盛んで、高校将棋部や囲碁部、ディベート部、クイズ研究会などが全国レベルです

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