受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

灘中学校

2018年9月8日(土)

強い絆で結ばれる 「担任団」の下で学ぶ6年間

 生徒の自主性を重んじ、校則も制服もない自由な校風で知られる灘校。その校舎は2013年春にリニューアル工事を終え、中学校舎も耐震補強工事が行われたほか、2面あるグラウンドには人工芝を敷設。校舎壁面にも緑化ボックスを設置するなど、鮮やかな緑に囲まれた快適な環境に生まれ変わりました。

 説明会の冒頭、教頭の大森秀治先生が多くの時間を使って紹介したのは、灘独自の「担任団」について。これは学年ごとに7~8名の教員がチームを組み、中1から高校を卒業するまで、学年を持ち上がる形で6年間一貫して同じ生徒たちを指導するという独自の仕組みです。

 生徒は各教科の教員で構成される担任団の下で学校生活を過ごします。授業の進度や教材などもすべて学年の教員に委ねられているとのことです。「ある意味、親と子のようなもので、絆が深まります」と話す大森先生。毎年のクラス替えに伴って担任の先生こそ代わりますが、高校から40人ほどの生徒が入学した後も、担任団による1学年4クラス体制は卒業するまで継続します。

 中学の1クラスは45人、高校は55人とクラスの人数はけっして少なくありませんが、担任団の教員は担当する学年の生徒全員にかかわるスタイルなので、生徒約20~30人に教員1人がつく計算となり、きめ細かく目配りできる態勢が整えられています。

行事やクラブ活動も充実 世界の舞台で活躍する生徒も

 続いて学校生活の話題へと移ります。灘校生の特徴をよく表しているのが、生徒たちに聞いたアンケート調査の結果です。「勉強がわからないときにどうするか」という質問に、6割以上の生徒が「友だちに聞く」と回答。「先生に聞く」を大幅に上回ります。「灘にはそれぞれ異なる得意分野を持つ、個性豊かな生徒が集まっているので、困ったときにいちばん頼れるのが友だちです。ライバルというより、尊敬し合い、教え合う仲間なので、そのような関係性が自然に培われるのだと思います」と大森先生は話します。

 後半は、年間行事とクラブ活動について詳しい説明がありました。ユニークな文化祭をはじめ、見どころ満載の体育祭や野外活動、スキー講習会など多彩な学校行事の様子が写真とともに紹介されました。さまざまな分野で活躍する卒業生を招くなどして、毎年6月と9月に開講している「土曜講座」も好評です。

 一方、クラブ活動は、中学では8割以上の生徒が参加しており、そのうち3人に1人が運動部と文化部の両方に入っています。なかでも活躍が目立つのが中学テニス部と囲碁部です。前者は3年連続で全国大会に出場、後者は全国大会で優勝経験があります。

 このほか、科学技術に関するさまざまな国際科学オリンピックや模擬国連など、世界の舞台で活躍する生徒も少なくありません。また、学年ごとに行き先を決める修学旅行(高2)のほか、夏休みには希望制の英国異文化研修(高1)が実施されます。参加者はウィンチェスター・カレッジとラドリー・カレッジに分かれて、世界各国の同世代と交流しています。

 最後に大森先生は、校地内の美しく紅葉した木の写真をスクリーンに映し出しました。「これは毎年きれいな紅葉を見せてくれるカイノキです。ぜひ灘に入学して見てください」とにこやかに話し、説明会を終了しました。

イメージ写真

http://www.nada.ac.jp 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ