受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

洛星中学校

2018年9月24日(月・振休)

「心・頭・体」を鍛える バランスの取れた教育を実践

 洛星中学校・高等学校は、キリスト教カトリック精神に基づく「全人教育」を目標に掲げる中高一貫の男子校です。教育方針は、「心・頭・体」のバランスの取れた人間を育てること。副校長の藤田武久先生は、「難関大学に進学できる生徒ではなく、立派な大人、立派な社会人を育てることをめざしています。生徒たちには、本校で学んだ成果を30歳前後から感じてもらえればいいのです」と言います。

 宗教教育は心の教育を担っており、中学各学年と高3では宗教の授業を実施。ただし、一日の始まりにチャペルで行う「朝の祈り」は自由参加で、全校ミサも10月の創立記念ミサと、11月の学園関係者追悼ミサの年2回のみと、宗教色はそれほど強くはありません。12月に行うキリスト降誕劇「クリスマス・タブロー」も宗教行事ではあるものの、生徒たちにとっては「自分たちで運営する伝統的なイベント」という位置づけだそうです。

 一方、カリキュラムはバランス重視で、芸術科目や家庭科もきちんと学びます。授業の進度は特別に速いわけではありませんが、公立校より授業時間数が多いため、特に主要教科は自然に先取りする形になります。藤田先生によると、教科指導のスタンスは「自分でしっかり考え、分析し、判断する課題解決能力を育てる」こと。「そのために、中学では宿題を多めに出して、学習習慣と学習スタイルを早く確立できるようにしている」そうです。さらに、小テストや宿題の提出状況などに基づき、放課後に補習を実施するなどして基礎学力の定着に力を注いでいます。

生徒の希望進路をかなえるため きめ細かく進学をサポート

 進路指導においては、「合格できる大学」を探すのではなく、「行きたい大学」を受験することを最優先にしています。「希望進路をかなえられるだけの学習内容、環境、情報を提供している」とのことで、夏期休暇中には大学受験に向けたさまざまな講座を設け、職業や学部を考えるための進路講演会を高1から実施しています。また、特に多い医学部志望者に対しては、「医学部進学は、確実に医師になることを意味するので、大学病院や開業されている医師の方々から、仕事の厳しさや、やりがいなどについての話を聞く機会を設けています」と、別の切り口でサポートしていることを紹介しました。

 クラブ活動や学校行事は、社会性や協調性を育て、人間的に大きく成長する場として重視しています。同級生、先輩・後輩、先生、さらには卒業生や保護者まで含めた「洛星ファミリー」の結びつきが非常に強いという伝統も脈々と受け継がれており、「クリスマス・タブローには、毎年大勢のOBが駆け付け、終了後の後片付けにも力を貸してくれる」そうです。

 2019年度の中学入試は、これまでどおり、前期・後期の2回実施されます。試験は3科・4科の選択制ですが、「社会を含めた4科をバランスよく勉強してほしい」と藤田先生。続けて、「前年度は算数の平均点が例年に比べて高かったが、今年は例年並みになるのでは」とのことです。そして最後に、「最近は算数でも問題文が長く、理科もしっかり問題を読まなければ条件を理解できないので、一字一句をしっかり読んでください」とアドバイスを送りました。

イメージ写真

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