受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

神奈川学園中学校

2018年11月1日(木)

フィールドワークなどで社会に出て、人と出会う教育で自立した女性を育てる

 神奈川学園中学校・高等学校は、1914年に開校した横浜実科女学校を前身とする伝統校です。創立者の佐藤善治郎が掲げた教育理念、「女子に自ら判断する力を与ふること」「女子に生活の力量を与ふること」の下、自立した女性を育てようとしています。

 説明会の冒頭で校長の大石圭子先生は、同校で2000年から実践している「21世紀教育プラン」を紹介しました。「夢を見つける」「夢をささえる」「夢をかなえる」を柱とするこの独自の取り組みは、「新しい時代をどう迎えるか」をテーマに策定されたものです。海外研修、国内フィールドワーク、著名人による講演会といった機会を生徒たちに与えることで、みずから進んで学ぶ姿勢を育み、将来の夢や目標を強くイメージさせているのです。

 一方、生徒の視野を広げる学びとして、特に力を入れているのが英語教育です。大石先生は「本校では大学受験では終わらない、将来につながる真の英語力の育成をめざしています。異文化への理解を深めると同時に、英語コミュニケーション力を伸ばし、国際社会における問題点を解決するための行動力を養成します」と強調しました。このような取り組みと併せて、2人担任制(担任・副担任)を導入し、生徒と担任教師が毎日やりとりをする「Diary」で思春期の難しい悩みに対応するなど、学習面・生活面において、生徒一人ひとりに目を配る教育を徹底しているそうです。

 続いて、教頭の及川正俊先生が教育の特徴について、「本校では社会に出て、人と出会い、心を育てていくことを教育の根幹としています」と説明しました。高1の国内フィールドワークは、沖縄、水俣(熊本)、京都・奈良、四万十川、東北で実施されます。事前学習や現地体験、さらに事後のまとめ学習を通して、生徒たちは大きく成長するそうです。また、新たに導入された「Kanagawaプロジェクト」では、中1が「平和」、中2が「環境」、中3が「多文化共生」、高1が「日本の課題」、高2が「探究」と、学年ごとにテーマを設け、国内フィールドワーク・海外研修・文化祭・音楽会・各種講演会などを通して得た出会いと知識をもとに、多面的に学びを深めていきます。

 学習面では、オリジナルテキストと中高一貫の効率的なカリキュラムで、無理のない先取り学習を展開し、高1までに基礎を完成させています。高2からは一人ひとりが希望進路に応じて選ぶ科目選択制です。学年全体の学力を底上げするため、小テストを頻繁に実施して学習の定着度を確認しているほか、指名制の補習も行います。

 2019年度入試については、広報室長の藤澤里悠太先生から説明がありました。算数の入試問題では「対話形式の問題」が加わります。対話から条件を整理する読解力と、論理的思考力を問うものです。

イメージ写真
同校は、関東大震災でも当時の木造校舎が倒壊しなかったほど、強固な地盤の上にあります。現在のS館は耐震基準の1.25倍の強度を誇り、正門には警備員が常駐するなどセキュリティ面も万全。生徒の安全をしっかり守っています

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