受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

安田学園中学校

2018年10月24日(水)

「自学創造」の教育を実践し、主体的な学習姿勢を身につける

 安田財閥の創始者であり、銀行や生命保険会社、不動産会社などを興した実業家として知られる安田善次郎が「実業界の有用な人物の育成は、社会発展の基礎である」という信念を実践するため、1923年に創立したのが安田学園です。2014年に中高ともに共学化し、難関大学合格をめざしたカリキュラムを展開しています。

 あいさつに立った教頭の稲村隆雄先生は、「本校では教育目標『自学創造』の下、『自ら考え学び、創造的学力・人間力を身につけ、グローバル社会に貢献する』人材の育成をめざしています」と話し、具体的な教育内容について説明しました。

 中学には「先進コース」と「総合コース」の二つのコースがあり、さらに「総合コース」については、中3から英語教育を特に重視した「特英コース」を設けています。中学は1クラス30名以内の少人数編成で、きめ細かい指導を行います。中3の1学期までに中学課程の内容を学び終え、2学期から高校内容に入っていきます。そして、高2で高校の範囲を学び終え、高3では演習を中心とした授業に取り組んでいきます。

 中学段階では徹底的に基礎学力を養成するため、始業前に英語・数学の習熟度チェックテストを実施し、必要に応じて放課後補習でフォローしています。そのうえで、中3までの生徒には、学習の進め方や自学自習の姿勢を身につけるための「学習法体得授業」も行っています。生徒の学習状況を担任と教科担当が共有し、個別指導に役立てているのもポイントです。併せて、問題解決力、論理的思考力、表現力を養成するための「探究」という授業も行われています。このような取り組みの成果は模試の成績にも着実に表れており、共学化初年度に中学から入学した1期生は8割以上がGMARCHレベル以上、2期生は全員がGMARCHレベル以上で、そのうち約8割は難関国公立レベルです。

 一方で、英語教育にも力を入れており、中学ではネイティブ教員による英会話の授業を週2コマ以上実施しています。昨年は、先進コース、特英コースで中3全員が英検®準2級以上を取得したそうです。加えて、語学力と国際感覚を高めるために、語学研修プログラムや海外修学旅行なども豊富に用意しています。稲村先生は「本校の強みである、生徒が主体となって学べる環境を今後も充実させ、思考力・判断力・表現力をしっかりと育てていきます」と結びました。

 2019年度入試では、先進コースの募集人数がこれまでの50名から60名に拡大されます。先進コースの生徒を募集する先進特待入試は2月1日の午前・午後、2日の午前・午後の計4回です。両日の午前に行われる第1回と第3回が公立中高一貫校型の適性検査で、午後に行われる第2回と第4回が国・算・理・社の4科または国・算・英の3科入試となっています。この先進特待入試では、すべての回で総合コースへのスライド合格が認められます。一方、1日午前と2日午前に行う総合コースの一般入試は4科または2科の選択制です。いずれも、成績によっては先進コースへのスライド合格者を出す場合があるそうです。さらに、複数回受験の場合は、各教科の最も高い点数の合計点で判定するなどの配慮もなされます。

 この日は校内見学も行われ、先進コースの授業をはじめ、一貫生用の校舎や約7万冊の蔵書を誇る図書室、アメニティホールなどを見学しました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真
下町の情緒が感じられる両国。屋上庭園からは隅田川・国技館・スカイツリーを眺められます

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