受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

自修館中等教育学校

2018年11月2日(金)

学習環境の充実を図るとともに、グローバル教育を推進

 神奈川県の北西部に広がる丹沢山地を望む自修館中等教育学校。「自主・自律の精神に富み、自学・自修・実践できる『生きる力』を育成し、21世紀が求める人間性豊かでグローバルな人材を創出する」という目標の下、日々の教育活動を行っています。

 中高一貫となって今年で20年の節目を迎える同校では、11月に新図書館「com+com」が完成しました。ここには、生徒同士が対話しながら協働的・能動的に学習活動に取り組めるオープンスペース「ラーニングコモンズ」が設置され、自発的な学びを後押ししています。ゆとりのある開放的な館内には学習に集中できる自習室のほか、ソファーでくつろげるコミュニケーションスペース「comポート」も設けられています。校長の安井正浩先生は、「図書館は生徒が集まって交流するなど、さまざまなことに活用できる多機能空間として活用されるでしょう」と説明します。

 さらに、無線LANの設置も完了し、校内のどこでもインターネットに接続できる環境が整備されました。今年度から中1全員にタブレットPCを与え、2020年度以降の大学入試で必要となる、中高での学習履歴を記録したeポートフォリオの作成や、英語のスピーキング音声の録音にも使用するなど、ICTを活用した教育にも力を注いでいます。

 また、グローバル教育の一環として、今年2月にニュージーランド(オークランド)にあるアオレレカレッジと姉妹校提携を結び、短期の交換留学を開始しました。今年は7月にアオレレカレッジの生徒が来日し、2週間、生徒たちと共に机を並べて学んだ後、8月には自修館の生徒6名がニュージーランドに留学しました。その成果について、安井先生は「ニュージーランドの生徒によって、学校の雰囲気ががらりと変わりました。生徒たちのなかに『英語はコミュニケーションツールなのだ』という意識が芽生え、積極的に英語を学ぶようになりました」と語りました。

 続いて、同校の大きな特色である「探究」についての説明がありました。これは、みずから設定したテーマについて、ゼミ形式による討論や実地調査、レポート作成などを繰り返しながら高1まで調査・研究を続け、最終的に2万字以上に及ぶ「探究修論」としてまとめる総合学習です。また、全員が必ずプレゼンテーションを行うことで、「主体的に考える力」「まとめる力」「人に伝える力」が培われます。安井先生は「これまで『研究』は高1までを対象としてきましたが、高2・3の希望者にも『選択探究』を導入しました。高2以降も自分の研究を深めて、eポートフォリオを作成し、大学のAO入試や公募推薦に挑戦してほしいと願っています」と話しました。

 2019年度の一般入試では、従来のA1(2月1日午前)・A2(1日午後)・B1(2日午前)・B2(2日午後)・C(3日午前)に加え、2月5日午前にD日程となる2科試験(定員5名)が新設されます。また、2月1日午前には、通常の2科・4科入試のほかに「探究入試」のも実施されます。その試験問題は、公立中高一貫校で出題される適性検査Ⅰ・Ⅱと類似した内容を想定しているそうです。

イメージ写真
新図書館「com+com」は、大きな窓から差し込む明るい日差しやゆったりとした空間が心地よい、アットホームな雰囲気で、「探究」関連の学術資料なども充実しています

http://www.jishukan.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ