受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

トキワ松学園中学校

2018年11月13日(火)

「思考力教育」「国際力教育」「美の教育」を柱に、「探究女子」を育てる

 創設者・三角錫子のことば「鋼鉄(はがね)に一輪のすみれの花を添えて」という建学の精神を受け継ぐトキワ松学園は、国際的な視野を持ち、クリエイティブに問題解決する力を備えた「探究女子」を育てようとしている女子校です。

 あいさつに立った校長の中山正秀先生は、同校の教育の特色として、2017年度からスタートした独自の授業「思考と表現」を紹介しました。これは、中1と高1を対象に週1コマ、専任の司書教諭2名がチームティーチング形式で図書館を活用した授業を行うものです。すべての学習の土台となる論理的思考力と探究スキルを身につけさせることで、各教科の発展的な学びにつなげるのが狙いです。図書館の蔵書は現在およそ4万冊で、毎週20~30冊程度の本を追加しています。中山先生は、「資料を活用しながら疑問や課題をみずから調べ、考え、分かち合うことを全教科の共通目標としています。今後も独創的な教育を充実させ、論理的で柔軟な思考力と豊かな表現力を伸ばしていきたいと思っています」と抱負を語りました。

 次に、教頭の松本理子先生が、「思考力教育」「国際力教育」「美の教育」という三つの柱を中心に、教育内容について説明しました。一つ目の「思考力教育」の象徴が、「みつける、しらべる、わかちあう」ことを通じて、情報を読みこなす力と論理性を育む「思考と表現」の授業です。こうした探究型の授業を通して、母語である日本語での思考力を鍛えたうえで、自分の考えを英語で表現することに挑戦するとのことです。

 二つ目の「国際力教育」は、英語でのコミュニケーション力の育成を目標としています。電子黒板やタブレットを活用するとともに、ペアワークやグループワークなどを豊富に取り入れ、英語で探究するアクティブ・ラーニングを実践していることが特徴です。アメリカ、イギリス、オーストラリアで行う語学研修プログラム、外国人ゲストに英語でインタビューする中2の“Listening & Speaking”、非英語圏のゲストから歴史や生活について英語で学ぶ高1の“International Hour”など、国内外で行う国際交流プログラムも充実しています。こうして英語の4技能を高めながら国際感覚を身につけ、生徒たちの視野を世界へと広げていきます。

 三つ目は、系列校である横浜美術大学と連携して行う「美の教育」です。中学では美術の授業を公立中学の倍の週2時間用意し、高1からは「特進コース」「進学コース」とは別に設けている「美術デザインコース」で学ぶこともできます。松本先生は「美術は思考力の養成に大きな役割を果たします。たとえば、スケッチをするときにはじっくり観察しますが、観察力が本質を読み解く力につながり、その経験を積み重ねることで思考力が磨かれるのです」と話しました。

 説明会終了後、参加者は担当の先生の案内で施設を見学しました。授業の様子や、校内に展示された在校生の美術作品から、同校の充実した教育内容を確認することができました。

イメージ写真
中高とも部活動が盛んな同校。文化系では全国大会にも出場している写真部が、体育系ではダンス部、水泳部などが活躍しています

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