受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

文化学園大学杉並中学校

2018年11月13日(火)

2018年に共学化し、中学にダブルディプロマ準備コースを新設

 前身は1926年設立の城右高等女学校です。1974年に文化女子大学の付属校となり、2011年に大学の共学化・名称変更に伴い、現校名となりました。2018年からは男子の受け入れを開始し、共学校として新たなスタートを切りましたが、このことについて、教頭の青井靜男先生は、「世界で活躍する人材の育成をめざして共学化に踏み切りました。男女がともに高め合う雰囲気が生まれ、校内の活気が増しています」と述べました。また、2014年には、カナダのブリティッシュコロンビア州(B.C.州)の海外校(オフショアスクール)として国内で初めて認定されたことに伴い、「BUNKA SUGINAMI CANADIAN INTERNATIONAL SCHOOL」という校名も加わりました。高校に設置された「ダブルディプロマコース」を卒業すると、日本とカナダの高校卒業資格が同時に取得できます。B.C.州の高校卒業証書(ドッグウッド・ディプロマ)」は国際的に認められ、カナダやアメリカなど海外の大学だけでなく、日本国内の大学でも優遇されます。

 続いて、カリキュラムの特徴について説明がありました。同校では中高6年間を通じて英語の授業時間が多く、中1は週9コマのうち7コマがネイティブの教員による少人数の授業(クラスを3分割)となっています。さらに、理科や数学を英語で学ぶ特別講習(希望制)も最大で週4コマ受講できるほか、放課後には英会話を楽しむ「Chat Lounge」も設けています。青井先生は、「英語を日常的に実践できる環境が整っています」と強調しました。

 同校は、改革後の大学入試で求められるようになる「新しい学力」の養成をめざして、「impressive(感動的な)」「intelligent(知的な)」「international(国際的な)」の三つの観点をキーワードとする教育プログラム「iプロジェクト」を展開しています。授業にはグループワークやディスカッションといった生徒間の学び合いの場と、レポートやプレゼンテーションといったアウトプットの機会を多く設け、生徒たちは「課題発見→協働学習→発信」という学習の過程を繰り返すことで、思考力・判断力・表現力を総合的に高めます。

 中2では、新設の「ダブルディプロマ準備コース」と「中高一貫コース」のいずれかを選択します。このうち「ダブルディプロマ準備コース」では、B.C.州のハイレベルな教育メソッドで英語力を高め、多角的な内容を「英語で」学びます。一方、「中高一貫コース」ではきめ細かい指導で基礎学力を養います。英語以外のカリキュラムは共通で、どちらのコースでも高校内容の先取り学習が行われます。

 高校では、「ダブルディプロマコース」「特進コース」「進学コース」の3コース制となります。「ダブルディプロマコース」では日本とカナダのカリキュラムが同時に進行し、数学や理科などもネイティブの教員の指導の下、英語で学習します。さらに、高1ではB.C.州での5週間の短期留学に参加します。卒業時の英語力の到達目標として、国際標準規格CEFRのC1をめざしています。また、B.C.州の高校卒業証書があると、国内の大学入試でも優遇されます。たとえば、早稲田大学や国際基督教大学には「国内生」としてだけではなく、「国外生」としても出願できるそうです。その結果、難関大学への合格者数が飛躍的に増え、2018年は国公立大学に7名、早慶上理ICUに20名、GMARCHに60名、海外大学に8名の合格者を輩出しました。

 説明会終了後、参加者は中1の全クラスと高校のダブルディプロマコースの授業を見学しました。オープンキッチン形式の食堂「ローズカフェ」で行われた給食試食会と個別質問会では、ふだんの学校生活などについても先生に答えていただきました。

イメージ写真
自習室やコンベンションホール、コンピューター室の整う教育環境。食堂「ローズカフェ」では、栄養豊富なメニューが楽しめます

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