受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

順天中学校

2018年11月16日(金)

建学の精神「順天求合」の下、「真の学力」「真の人間性」を育む

 数学者である福田理軒が1834年に創設した「順天堂塾」を起源とする順天中学校・順天高等学校は、近年、国公立大学や難関私立大学への堅調な合格実績が注目を集める共学校です。「英知をもって国際社会で活躍できる人間を育成する」という教育理念を掲げ、学び方と生き方を大切にした教育で「真の学力」「真の人間性」を育むことをめざしています。

 あいさつに立った副校長の片倉敦先生は、「本校は『順天求合』(自然の摂理に従って真理を探求する)という建学の精神の下、社会で求められる『創造的学力』『国際対話力』『人間関係力』の三つの資質・能力を育むことに力を注いでいます」と話しました。

「創造的学力」とは、主体的に課題を発見し、解決する力を指します。同校では教科学習と課外活動を融合させ、主体性や多様な発想を創り出す姿勢を養っています。また、「国際対話力」の育成に向けて、英語の授業を週7コマ、中学3年間で700時間行い、国際社会で使える総合的な英語力を身につけます。その取り組みの成果は、中3で英検®準2級以上を取得した生徒が78%という数字にも表れています。また、土曜日のロングホームルームでは「グループコミュニケーション」を実施。学年ごとに設定された正解のないテーマに沿って考え、生徒同士で意見を交換することで「人間関係力」の強化を図ると同時に、アイデンティティーを確立し、多様な文化や考え方を理解する姿勢を育みます。

 中1は全員が標準クラスですが、英語と数学は習熟度別に授業を行います。中2・3は習熟度別に「選抜クラス」と「標準クラス」に分かれます。国語・数学・英語は最難関大学合格に目標を置き、系統学習を実施します。習熟度別の少人数クラスで授業を受け、補習を組み合わせたリピート学習で実力をつけていきます。一方、理科・社会の授業では、自然や社会の中でみずから問題を発見し、解決する力を身につける「探究学習」を導入しています。芸術や道徳などについては、合科で学ぶ「統合学習」と位置づけ、国際教育や福祉教育に関連した取り組みも行っています。

 また、高校では、目標とする大学別のクラス編成となりますが、カリキュラムは最難関大学受験にも対応しています。2018年度は既卒者を含め、東京大学に2名が合格したのをはじめ、国公立大学に39名、早慶上理に96名が合格しました。卒業生の約40%が国公立大学、早慶上理・GMARCHに進学しています。

 続いて、教頭の井上慶彦先生から入試について説明がありました。一般入試は2月1日午前・午後、2日午前・午後、4日午後ですが、このうち4日午後に行う「多面的入試」は、算数、国語または英語、そして「マイ・プレゼンテーション」を課すものです。マイ・プレゼンテーションでは、自分がこれまでに取り組んできた学習・活動・体験について、10分間アピールをします。「基礎学力のほか、創造力・表現力・対話力を多面的に評価するのが狙いです。ハードルは高くないので、ぜひチャレンジしてください」と呼び掛けました。

 説明会終了後、参加者たちは授業・施設見学へ。生徒たちが生き生きと学ぶ授業の様子や、充実した学習環境を確認しました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真
2017年に竣工した「理軒館」。グローバルな学び舎として、ラーニングコモンズ、セミナールームなど多彩な学習スペースが設置けられています

https://www.junten.ed.jp/contents/ 別ウィンドウが開きます。

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