受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

カリタス女子中学校

2018年11月16日(金)

グローバル教育プログラムを強化し、国際社会に羽ばたく女性を育成

 カリタス女子中学校は、カナダのケベック・カリタス修道女会によって、1961年に創立されたカトリックの女子校です。校名の「カリタス」は、ラテン語で「慈しみ・愛」を意味します。そのことば通り、同校では「祈る心」「学ぶ心」「交わる心」「奉仕する心」の四つの心を重視した教育を実践することで他者のために行動できる人間の育成をめざしています。

 冒頭のあいさつで、校長の齋藤哲郎先生は「キリスト教の価値観を教育の基盤とする本校は、生徒一人ひとりの可能性を伸ばし、普遍的な愛をもって人に尽くす人間に育てることを目的としたミッションスクールです」と述べました。同校の一日は、当番の生徒が日々の生活のなかで感じたこと、考えたことを校内放送に乗せて自分のことばで祈る「朝の祈り」から始まります。また、全学年で週1コマ設けている「カトリック倫理」の授業では、神の愛について学び、自分の生き方を振り返ります。

 奉仕活動も盛んで、全員参加の「クリスマス奉仕体験」、各自が外部の奉仕活動に参加する「夏休み奉仕体験」(中2・高1)があります。また、「アンジェラスの会」は、宗教・奉仕活動を行う有志の活動として長い歴史を持っています。

 齋藤先生は「力をかける」「手間をかける」「願をかける」の三つを大事にする同校の教育について、「教員は生徒と同じ目線で協働しながら、一人ひとりの心に寄り添う指導をすることを信条にしています。多感で不安定だといわれる中高生時代ですが、特色ある教育で心身の成長を促し、将来への土台を作るサポートに努めています」と話しました。

 同校の教育環境の大きな特色は「教科センター方式」を取り入れていることです。生徒たちは各自のロッカーや下駄箱がある「ホームベース」から、毎時間、各教科の教室に移動して授業を受けます。また、授業の始まりと終わりのチャイムがないノーチャイム制を導入したことで、生徒は能動的に行動するようになり、自主的な学習姿勢も培われているとのことです。

 続いて、入試広報委員長の引地一男先生が教育内容について説明しました。引地先生が学習面の特徴として挙げたのが「英仏複言語教育×グローバル人材育成プロジェクト」です。同校の母体となった修道女会はカナダのフランス語圏にあるため、創立以来、英語とフランス語の複言語教育を行っており、3年前からは入学の時点で一定の英語力を持つ生徒を対象に「英語既習者クラス」を設置しています。加えて、異文化体験を通して視野を広げ、語学力・プレゼンテーション能力を身につける「グローバル人材育成プロジェクト」を実施しています。このプロジェクトでは、ハーバード大学に通う学生との交流を通して、グローバル人材に必要なポジティブシンキングや論理的思考を身につける「Summer Life Changing Experience(SLICE)」(中3・高1希望者対象)、外国人留学生と交流し、学習した英語を用いてディスカッションやプレゼンテーションを行う「Global Village for Students(GVS)」(中3全員対象)、ネイティブ講師と3日間生活をすることで、英会話力と学習意欲を高める「イングリッシュ・キャンプ」(中2全員対象)のほか、日仏交換留学やターム留学など、多彩なプログラムが行われています。

 2019年度は、帰国生入試にいくつかの変更があります。12月試験は、これまでは「帰国後3年未満」が出願の条件でしたが、2019年度からは、帰国時期を問わずに出願できることになりました。また、2月試験は、従来の2月1日午後のほかに、2月1日午前、2月3日午前が加わり、計3回行われます。

イメージ写真
JR南武線「中野島」駅から徒歩10分、JR・小田急線「登戸」駅から徒歩20分。登戸駅からはバスも利用できます

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