受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

捜真女学校中学部

2018年11月19日(月)

ことばにフォーカスした教育で豊かな感性を育み、社会に貢献できる女性を育てる

 1886年創立の捜真女学校は、「キリスト教に基づき、真理の探究をなしつつ、人間形成の教育をする」を建学の精神とし、生徒一人ひとりの自主性を伸ばしながら、豊かな知性と感性を育む教育に努めています。

 この日の説明会は、カンヴァース・メモリアルチャペルでの礼拝から始まりました。同校では毎日、2限目と3限目の間に礼拝が行われています。10時になると、荘厳なパイプオルガンの音色が学校中に響きわたり、この日は中学生たちがチャペルに集まります。高校生の礼拝は各教室で行われ、教員の話を聞くだけでなく、生徒が自分のことばで語る時間にもなっています。

 礼拝を終え説明会場に戻ると、中学部教頭の島名恭子先生が入試について説明しました。2019年度入試ではS試験の廃止、web出願の導入、検定料の改定、入学金免除制度の導入、の四つの変更点があります。入学金免除の対象者は第1回(2月1日午前)と第2回(1日午後)の上位5位以内の合格者です。また、第1回から第5回までの入試で行う面接については、合否に大きく影響することはなく、「入学する前から生徒を大切に受け止めたい」という捜真教育の一環として行うそうです。一方、2月4日に行う面接対話形式による約30分の「対話学力試験」については、「出題を聞いて、メモを取りながら考えてことばで答える試験です。本校では日常生活において、他者の話すことばを聞き、必要な情報を取り出して理解し、自分のことばで相手に伝える力がたいへん重要だと考えています。入学後の授業でもこのような力を伸ばしていきます」と説明しました。

 続いて、教育内容については中学部部長の中山謙一先生から説明がありました。同校では大学卒業後を見据えて、ことばにフォーカスした独自のカリキュラムを展開しています。「ことばを使って未来を切り開く人になる」をキーワードに、授業では話し合いやプレゼンテーションといったアウトプットの時間を多く設けています。たとえば国語では、中1で週1回の国語表現の授業を実施するほか、中2では「文章検定」に、中3では「小論文検定」に、高2では「課題発見解決能力テスト」に挑戦します。英語については、さまざまな海外研修プログラムを実施するほか、留学生も積極的に受け入れ、日常的に英語でコミュニケーションできる機会を設けています。一方で、学習意欲を引き出す取り組みとして、部活・行事・職業体験などを推進しています。中山先生は、「授業を支えるのは課外活動です。未来を信じてがんばってみようと思う目的意識が育つように、いろいろな仕掛けを用意しています。多様な経験や地道な訓練で培ったものが、大学進学と卒業後の活躍につながる力となっています」と話しました。

 具体的な教育内容としては、自学自習の習慣化を図るための独自ノート、6限目終了後に20分間行われる自習、英語・数学の習熟度別少人数制授業、夏休みの5日間で45時間、集中して学習に取り組む合宿などを紹介しました。また、一人ひとりに適した受験対策ができるよう、高2で16科目、高3で36科目の選択授業を設けています。その中には芸術系や体育系などの科目もあるそうです。

 最後に、学院長の中島昭子先生が登壇しました。同校の沿革や理念に触れながら、「創立以来一貫して聖書が教える愛を生徒の心の軸として育て、社会に送り出す教育を行っています。昔も今も生徒たちは「愛」と「平和」ということばが大好きで、そのことばに敏感です。自分の幸せな未来にも、ほかの人の未来にも同じように、それが必要だと心から信じているからです」と話しました。そのうえで「生徒たちがそういう感性をこの学校で育てていることを誇らしく思っています。わたしたちは神様から託された尊い命として、一人ひとりを大切に、責任をもって育てていきます」と結びました。

イメージ写真
日当たりの良いテラスのある広々としたカフェテリアでは、日替わりランチなどのほか、テイクアウトできる軽食も用意しています

http://soshin.ac.jp/jogakko/ 別ウィンドウが開きます。

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