受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

鎌倉学園中学校

2018年11月20日(火)

校訓「礼義廉恥」の下、「真の文武両道」をめざす

 古都鎌倉の豊かな緑と寺院に囲まれた鎌倉学園中学校・高等学校は、「人として身につけなければならない社会の正しい道理を知り、心清くして悪を恥じ、不正を行わない」という「礼義廉恥」を校訓として、「知・徳・体」のバランスの取れた人材を育成しています。

 あいさつに立った校長の竹内博之先生は、「建学の精神の下で培われた校風や特徴があるのが私学です。中高の6年間はお子さんが心身共に大きく成長する大事な時期ですが、そのほとんどの時間は家庭ではなく、学校で過ごすことになります。だからこそ、学校選びを間違えないでください」と話します。

 続いて、鎌倉五山の第一位である建長寺の境内にある学園の前身が、宗派の師弟教育のために設立された「宗学林」であることに触れ、「ほどほどの宗教教育」を特徴の一つに挙げました。日々の活動や授業に仏教を取り入れることは、ほとんどありませんが、年数回、建長寺で座禅を行い、自主自律の禅の精神を肌で感じさせているとのことです。竹内先生は、「無になる時間は貴重で、大人でもなかなかそのような時間は持つことができません。生徒にとって、良い経験となっています」と説明しました。

 創立以来、教育のモットーとして力を注いでいるのが、「真の文武両道」です。全国レベルで活躍するクラブが多い同校ですが、竹内先生は「スポーツ特待生がいるわけではないので、誰もがレギュラーになれる可能性があります」と話します。一方、鎌倉を訪れる外国人観光客を英語でガイドするESSのほか、弁論部、考古学部、囲碁・将棋部といった文化系クラブも全国大会出場などの実績を残しています。「中高6年間は心身共に大きく成長する大切な時期だからこそ、さまざまなことにどんどん挑戦させたいと考えています。『武=スポーツ』とは限りません。勉強以外に何か夢中になれるものを見つけてほしいということです。実際、本校は『放課後が元気な学校』です。放課後こそ、生徒同士が、また教員と生徒が深く触れ合うことができる、本当の意味で「生きる力」が身につく時間だと考えています。皆さんも、ぜひ一度、放課後の活気を見に来てください」と結びました。

 続いて、入試対策部長の林栄先生が学習面での取り組みについて説明しました。中1では学習習慣の確立に、中2で基礎学力の定着に力を入れる指導を徹底しています。特に力を入れているのが数学で、中1・2の2年間で中学の内容を学び終え、中3から高校の内容に入りますが、そこでは「発展」「標準」「基礎」の三つのレベルに分けた授業を行っています。その狙いについて林先生は、「論理的思考力が求められる昨今、進路にかかわらず、数学が苦手では困ります。しかし、差がつきやすい科目なので、理解度に応じた習熟度別授業を展開し、底上げを図っていくためです」と説明しました。さらに、高1からは英語と国語の2教科においても習熟度別授業を行います。そして、高2からは希望する進路別のコースに分かれますが、「全員が国公立大学をめざす学力レベル」に到達することを目標に、授業を進めています。

 2019年度入試は前年度と同様に、2月1日午前の一次入試、1日午後の算数選抜、2日午前の二次入試、4日午前の三次入試の計4回実施します。算数選抜については、試験開始時刻が15時40分から、最も遅い場合で18時まで複数設定されており、午前中に都内の学校を受験してから向かっても間に合うよう配慮されています。

イメージ写真
国際教育にも注力している同校。オーストラリア語学研修やヨーロッパ歴史探索のほか、ボランティア活動にも参加するベトナム研修旅行など、多彩なプログラムがあります

http://www.kamagaku.ac.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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