受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

八王子学園八王子中学校

2018年11月22日(木)

アクティブ・ラーニングを軸とした「八学イノベーション」を推進

 1928年設立の「多摩勤労中学」を前身とする八王子学園は1948年の学制改革により八王子高等学校が発足し、2012年に中学校が開校しました。八王子市が空襲で被災したという歴史を踏まえ、「人格を尊重しよう、平和を心につちかおう」を学園のモットーとし、「社会において主体的に行動する人間」「大学で学問をする人間」の育成をめざしています。2018年春は中学第1期生が卒業し、国公立大学や難関私立大学に多数の合格者を輩出しました。

 今回、初開催となるサピックス主催の学校説明会は、募集広報部長の吉村昌輝先生による「八学イノベーション」の説明から始まりました。この「八学イノベーション」は、現在進行中の学校改革で、アクティブ・ラーニングをキーワードに、電子黒板やタブレットなどの最先端ICTを活用した「探究ゼミ」を通じて、双方向性の学びを実現しています。その特徴は、これからのグローバル社会で必要とされる「答えのない課題を解決する力」を育てるために、教師が一方的に知識を伝達するのではなく、生徒が教え合ったり話し合ったりする活動を重視していることです。全員参加型の授業を基本とし、主体的・協働的な学びを通して、思考力・判断力・表現力を育成します。

 「探究ゼミ」は、大学のゼミナール形式の授業をモデルに開講される講座です。1年間を前期・後期に分け、生徒たちはそれぞれ興味・関心のある講座を選択します。ふだんの授業の枠組みを超えた学際的な学びの成果は、各期の最後に行われる発表会でプレゼンテーションします。

 一方、英語教育では、自信を持って使える英語力を身につけるため、ネイティブ教員による授業を中心としています。その1クラスは10名前後と少人数です。また、真の国際人として日本の歴史や文化を世界に発信できるよう、伝統文化や日本人の心を学ぶプログラムも用意しています。中3の夏に実施する全員参加のオーストラリア海外研修では、ホームステイをしながら現地校に通い、英語のレッスンを受けるとともに、オーストラリアの歴史や文化について学ぶ機会も設けています。

 同校では東京大学、一橋大学、東京工業大学をはじめとした首都圏の最難関大学や国公立大学医学部などへの現役進学をめざす「東大・医進クラス」と、東大・医進クラス準拠のカリキュラムで、首都圏の難関国公私立大学への進学をめざす「一貫特進クラス」の2コース制を敷いています。両コースとも、高校進学時に文理コース・特進クラスの内部進学生クラスに進学することを原則とし、先取り学習を基本としています。高2からは特進クラス内で、希望の進路に合わせて文系・理系に分かれます。

 2019年度入試については、2月1日午前に東大・医進クラスの適性検査型入試と一貫特進クラスの2科・4科選択入試を実施します。同日午後と翌2日午後には、東大・医進クラスの2科・4科選択入試が、3日午後は一貫特進クラスの2科・4科選択入試がそれぞれ実施されます。東大・医進クラス入試は、合格者全員が特待生となり、一貫特進クラスへのスライド合格制度もあるそうです。また、一貫特進クラス入試の受験者が東大・医進クラスに「チャレンジ合格」することもありますが、出願の際に事前申請が必要で、この場合は特待生制度の対象外となるとのことです。

イメージ写真
90%以上の生徒が加入するなど部活動も活発。2016年には硬式野球部が甲子園初出場を果たしたほか、高校の男子バスケットボール部は全国大会優勝経験のある強豪です

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