受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

大妻中野中学校

2018年11月2日(金)

変化の激しい時代に必要な 「主体的に行動する力」を養う

 建学の精神に「学芸を修めて人類のために」を掲げる大妻中野中学校・高等学校は、2015年度に文部科学省のスーパーグローバルハイスクール(SGH)のアソシエイト校に指定され、国際教育を推進する一方、ICT教育にも力を入れています。

 説明会の冒頭のあいさつで、校長の野﨑裕二先生は「変化の激しい現代社会では、“より良い生き方”を選択できる力が求められます。主体的に行動する力や探究心、仲間と共に協働する力を養い、今後の生き方を自分で判断できるようになることが大切です」と述べました。

 そのための取り組みの一つとして、野﨑先生みずからも、「タイムマシンは作れるか」「人の幸福とは何か」などといったテーマを毎回生徒に与え、主体的に思考させるような授業を展開しています。また、同校は生徒の1割が帰国生、教員の1割が外国人という多様性のある環境ですが、そのなかで、他者と協働して問題を解決に導く力も育まれるそうです。

 次に、進路指導を担当する数学科の野村賢司先生が、大学進学実績と数学の授業について説明しました。卒業生の70%以上が大妻女子大学以外の4年制大学に進学していることを踏まえ、同校では理系進学も視野に入れたカリキュラムを充実させていることもあり、医療系の学部に進む生徒が増加しているとのことです。

 数学では、ソーシャルラーニング(スタディサプリ)による反転授業を行っています。生徒は事前にスタディサプリで予習を行い、授業はその予習内容の演習が中心になります。わからない部分は教師が補足解説したり、生徒同士で教え合ったりしますが、基本的には教師はファシリテーター(進行役)として生徒のみずから学ぶ姿勢を促し、考える力を育成します。

2019年度のグローバル入試に 英語のスピーキング試験を導入

 続いて、高校国語科の小田亜有美先生が特徴的な学校の取り組みについて紹介しました。同校ではICT教育に重点を置き、電子黒板やタブレットを効果的に用いた授業を数多く行っています。オンライン英会話システムや日々の学習をサポートするアプリも導入し、能動的な学習を促しています。小田先生は「『やる気はつくるもの、最高の自分にみずからを変える6年間』をモットーに、独自の教育を実践しています」と述べました。

 英語・数学・国語では、習った範囲を3週間ごとにテストし、学習の精度を振り返るMMT(Monday Morning Test)の実施や、自身の学習計画などをまとめた手帳「わかば」を1週間に1回提出させるなど、生徒自身が成長を実感し、やる気を高める指導を実践しています。

 同校では英語教育に特化した「グローバルリーダーズコース」と、難関大学進学を見据えた「アドバンストコース」の2コース制を敷いています。両コースとも基礎力の定着を図り、発信力を高めるために、生徒間のディスカッションやプレゼンテーションを取り入れた授業を行っています。グローバルリーダーズコースではそれに加えて、オールイングリッシュで行う英語の授業、必修のフランス語の授業などを通して、実践的な語学力・表現力を養成しています。

 2019年度は、算数入試は2月1日午後に、新思考力入試は4日午前に、それぞれ日程が変わります。国・算・英の筆記試験を行っていたグローバル入試は、英語をインタビュー形式のスピーキング試験に変更するとのことです。

イメージ写真
レンガ色の8階建ての高層棟は街のランドマークとして親しまれています。運動部の練習用グラウンドが杉並区永福町にあります

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