受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

聖徳大学附属女子中学校

2019年5月14日(火)

「探究」「英語」を重視した二つのコースを設置し、“聖徳流21世紀スキル”を身につける

 千葉県松戸市にある聖徳大学附属女子中学校・高等学校は、聖徳太子の教えにある「和」を建学の精神に掲げ、「礼節・知育・勤労」を柱とした「心を育てる人間教育」を実践しています。日本古来の「和」の精神を学ぶ場として、小笠原流「礼法」と「書道」を必修としているほか、全校生徒と教員が食堂(じきどう)で毎日の昼食をとる「会食」があることなどが特徴です。

 同校ではiPadを活用した最先端のICT教育を積極的に取り入れており、2019年度からは探究学習を主軸とする「S(スーペリア)探究コース」と、英語を主軸とする「LA(ランゲージ・アーツ)コース」の二つのコースを設置。大学入試改革を見据えた新カリキュラムを導入しました。

 刷新された指導体制については、校長の川並芳純先生が詳しく説明しました。いずれのコースも、すでに導入・運用しているICT教育と連動させた独自カリキュラムの下、これからの社会で求められる学力の3要素「基礎・基本の力(知識・技能)」「考える力(思考力・判断力・表現力)」「自分を成長させる力(主体性・多様性・協働性)」を伸ばすことを目標としています。

 「S探究コース」は全教科で協働・ICTを取り入れた探究型授業を展開。生徒は専門分野の教員によるサポートを受けながら、一人ひとりが興味・関心を持ったテーマに沿って情報の収集・分析をして、最終的に論文作成・研究発表を行います。川並先生は「課題の解決に向けたプロセスを循環させるなかで、学びの質の向上を図り、主体的に学び続ける力を高めたい」と話します。

 一方、「LAコース」では、異文化理解力を含めた言語スキルの獲得を通じて、グローバルな課題を解決する力を育成すると同時に、多様な進路の実現をめざします。英語は中学・高校とも週7~8コマ設け、「聞く・話す・読む・書く」の4技能のうち、「話す」については、コミュニケーション力とプレゼンテーション力に分けたカリキュラムで実践的なスキルの育成を図ります。こうしたきめ細かい指導方針について、川並先生は「相手を思いやる“和”の心を発揮した豊かな表現力と、文法的に正しく発信する力の両方を併せ持つ、質の高い英語を身につけてほしい」と狙いを説明しました。なお、「S探究コース」と「LAコース」のいずれのコースにおいても、探究学習と英語学習の両方に力を入れるとのことです。

 また、同校では、多様な学習成果の評価法として、すべての教科で「ルーブリック」を活用。授業ごとに目標を細分化することで、生徒の学習意欲を高めています。学習や課外活動の状況、資格・検定の取得状況などをインターネット上に記録する「eポートフォリオ」も昨年4月から導入しており、新しい大学入試にも対応が可能とのことです。川並先生は「“和の精神”を育てる伝統の人間教育を今後も継承していくとともに、世界に通用する語学力と、実社会で求められる探究力を兼ね備えた“聖徳流21世紀スキル”を伸ばす教育にいっそう注力していきます」と結びました。

 最後に、入試広報室長の本間明信先生が2020年度入試について説明しました。12月1日は、第一志望入試が2科(国・算)・3科(国・算・英)・4科(国・算・理・社)選択で行われるのに加え、新たに帰国子女入試(国・算・英語プレゼンテーションの3科)が実施されます。1月21日午後にも新しく算数1科目入試が行われます。なお、1月20日午前の第1回入試(2科・4科選択)、21日午前の第2回入試(S探究適性検査型)、21日午後の算数1科目入試は、本校会場と本八幡会場(全日警ホール)の2か所で実施され、出願時に試験会場を選べるようになるそうです。

イメージ写真 緑豊かで広々とした構内には、開放的な食堂をはじめ、礼法室・書道室・室内プールなど、充実した学校生活を送るための設備が完備しています

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