受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

立教池袋中学校

2019年5月16日(木)

キリスト教に基づく人間教育を柱に、大学までの一貫連携教育を実践。「真理を探究する力」「共に生きる力」を育てる

 1896年に立教尋常中学校としてスタートした立教池袋中学校・高等学校。キリスト教に基づく人間教育を教育理念に掲げる同校は、大学卒業までの10年間を見据えた一貫連携教育を実践することで、生徒一人ひとりの能力を引き出すとともに、「真理を探究する力」「共に生きる力」を育てようとしています。

 説明会の冒頭、お祈りが行われた後、学校生活を紹介する動画が上映されました。続いて校長の豊田由貴夫先生が登壇し、同校の教育の特色を三つのポイントに絞って紹介しました。一つ目は、キリスト教精神に基づく人間教育です。同校では学校生活の基本に「祈り」を据え、「礼拝」と「聖書」を週1時間ずつ設け、節度と秩序、マナーを身につけさせると同時に他者への思いやり、感謝する心を養います。二つ目は、小学校から大学までの一貫連携教育です。これは生徒を単にそのまま上級の学年・学校に進ませるのではなく、各校が責任を持って上級の学年・学校に推薦できるような人物を育て、最終的に社会で生きる力を身につけさせるということを意味しています。そして三つ目は、少人数教育です。豊田先生は、「教員はすべての生徒の顔と名前が一致しています」と述べ、きめ細かい教育を展開していることについて胸を張りました。

 次に、中3と高3の在校生が登場し、学校紹介のスピーチを披露しました。それぞれ自分のことばで「やりたいことがかなう学校です」「人見知りでしたが、ここで5年過ごすうちに資料作成やプレゼンテーションが得意になり、今では生徒会で広報誌作りを担当しています」と力強く語り、会場の保護者から大きな拍手が送られました。

 続いて、具体的な教育内容に関する説明は広報室長の増田毅先生が担当しました。教室には、電子黒板やプロジェクターなどが設置され、最新のICT教育環境が整っています。高校では、昨年から1人1台のタブレット端末を導入し、教科指導や学校からの諸連絡に利用しています。定評のある英語教育については、4技能の習得を重視し、クラスを2分割して少人数での授業を一部で展開。帰国生中心の英語特別クラスも設置されています。

 また、中学では約60の講座から選択・履修する週3コマの「選科」の授業を設けているほか、高校でもたくさんの選択科目を用意しています。特に、高校では学年が進むにつれて選択科目が増加し、高3では午後の授業がすべて選択科目となります。さらに、高2からは卒論作成にも取り組み、テーマ探究力を高めます。

 高3になると、立教大学特別聴講生制度を利用して、大学で講義を受けることもできます。大学生と同じ基準で評価され、レポートやテストに合格すると、高校での修得単位となるのはもちろんのこと、立教大学に進学した際は、既に獲得した卒業単位として認められます。

 同校の学習評価の特徴は、テストの点数だけで判断しないことにあります。授業態度や学習への取り組み方、提出物の状況などが、総合的に考慮されます。それは立教大学への推薦入学の際も同じで、学業の成績だけでなく、高3で書いた卒業論文や高校でテーマを持って取り組んできた自己推薦項目なども加味して評価しています。なお、卒業生の約85%が立教大学に進学しますが、医学部や工学系など立教大学にはない学部の志望者を中心に、他大学を受験する生徒もいます。

 テストだけで評価しないという方針は中学入試にも反映されています。「2月2日の第1回は一般的な4科目入試ですが、5日の第2回入試では算数・国語の2科目に加えての自己アピール面接を重視したり、帰国児童入試も面接等で帰国生としての特徴を見極めています」とのこと。増田先生は、「本校の少人数ならではの充実した教育内容と、活気に満ちた校風を、ぜひ文化祭などで実感してみてください」と結びました。

イメージ写真池袋駅から徒歩10分という通学に便利な立地にありながら、緑に恵まれた良好な学習環境が魅力。立教通りを挟んで向かい側が大学キャンパスです

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