受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

山手学院中学校

2019年5月16日(木)

国際社会での活躍を視野に、「新たな価値をつくり出せる人材」を育成

 JR港南台駅から徒歩10分余りの高台に、6万㎡もの広々としたキャンパスを構える山手学院。2016年に創立50周年を迎えた同校では、新たな50年に向けての中期的指針として「YG+(山手学院プラス)」を策定し、次代に向けた教育改革に乗り出しています。

 あいさつに立ったのは、この春、校長に就任した時乗洋昭先生です。時乗先生は、AIを中心としたデジタル革命が急速に広がる現代社会の動きに触れ、「与えられた仕事を正確にこなすことは、人間の役割ではなくなります」と指摘。「ペーパーテストで判断できる基礎的な学力はもちろん重要ですが、それを土台に、知識を活用できる力を身につけることが求められます。本校での6年間でさまざまな体験を積み重ね、新たな価値をつくり出せる人材を育てたいと考えています」と述べました。

 教育内容については、教頭の椎名重登先生が担当します。「世界を舞台に活躍でき、世界に信頼される人間」の育成を建学の精神に掲げる同校では、「教科教育・進路指導」「国際交流教育」「誠人教育」を教育方針の三本柱に定めています。そして、その中心にあるのが“自由の尊重”です。椎名先生は、「生徒が自由に考えて行動し、互いに自由も認め合うことが、前向きな気持ちを育み、夢の実現につながると考えています」と話し、具体的な教育内容へと話題を移しました。

 中学からの入学生は、高校からの入学生とは合流せず、クラスは別々となっています。週5日授業、3学期制の下、年間5回の定期テストと2回の実力テストを行い、きめ細かい学習指導で基礎学力をしっかりと定着させます。夏休み中の長期休暇講座は1日4コマ×5日間を1期として3期に分けて実施し、昨年度は222講座を開講しました。土曜日の午前中に開講される「土曜講座」では、補習・資格試験対策・大学受験対策ができるほか、語学・芸術・スポーツなど教養を深める内容の「文化講座」もあり、生徒は好きな講座を受講できます。

 英語学習では、学年ごとの到達目標を定めた新たなカリキュラムを作成。「身の回りのものについて英語で理解し、使用できる(中1)」から始まり、最終的には「世界のさまざまな現象に関する文献を読み、まとめ、発表できる(高3)」ようになることをめざします。高校卒業時には、全員がCEFR B2レベルの資格取得をめざしています。

 国際交流教育にも力を入れています。中3でのオーストラリア・ホームステイと、高2での北米研修プログラムには全員が参加します。50年の歴史がある北米研修プログラムは、高2の4月中旬に15泊16日の日程で実施され、現地でお世話になったホストファミリーを日本の家庭に招く「リターン・ビジット」も行われます。さらに、希望者を対象とする短期語学留学や交換留学制度も豊富に用意されています。現地のインターナショナルスクールの授業に参加する「シンガポール イマージョンプログラム」(中3・高1)や、中3の1月から4月初旬までの3か月間、現地の学校で学ぶ「ニュージーランド中期留学」などがあるほか、帰国後は元の学年に復学できる年間留学制度も確立されています。

 最後に、入試対策部長の渡辺大輝先生が中学入試について説明しました。今年度は、2月1日午前(A日程午前)、1日午後(A日程午後)、2日午後(B日程)、6日午前(後期日程)の計4回で、午前入試は2科4科の選択制、午後入試は2科のみでした。「例年、合格の目安となる得点率は2科4科とも65%です。4科を選択した場合、2科と4科いずれかのボーダーラインを超えれば合格になります」「合格者と受験者の平均点の差が大きいのは算数です。4分の3は文章題ですが、基本的な勉強をしていれば正解できる問題です」など、ポイントを挙げました。なお、2020年度入試の募集要項の配布は10月を予定しているとのことです。

イメージ写真普通教室のほか、コンピューター教室や視聴覚教室のある本校舎。体育館、グラウンド、テニスコートなどの運動施設も充実しています。

www.yamate-gakuin.ac.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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