受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

開智中学校

2019年5月22日(水)

創造力やコミュニケーション力、専門的な知識を深め、社会に貢献できる人材を育てる

 「心豊かな創造型・発信型の国際的リーダーの育成」を教育目標に掲げる開智中学・高等学校は、みずから学び、発信する力を鍛える「新しい創造型の学び」をめざし、開校以来20年以上にわたって、先進的なプログラムを展開しています。

 説明会の冒頭で、理事長を兼任する校長の青木徹先生は「近年、大学の入試問題に変化が見られます」と述べ、2018年度の東京大学法学部の推薦入試で導入されたグループ・ディスカッションの課題や、工学部推薦入試の小論文課題が、これまでの「物事の説明を求めるタイプの問題」から、「自分の知識をもとに、みずからの考えをしっかり述べなければならない問題」に移行しているのではないかと分析します。そして、「AI(人工知能)時代にあっては、創造力やコミュニケーション力がこれまで以上に求められます。本校では、こうした能力を高めるために、早くから『高質な教科型学習』『探究・発信型学習』『生徒の自主性』の三つを柱に据えた教育を実践しており、生徒たちには大いに期待しています」と力強く話しました。

 同校が教科学習と同等に重視しているのが、体験的に学ぶ探究・発信型学習です。「探究テーマ・フィールドワーク」というプログラムでは、個人ですすめる「探究テーマ」のほかに、学年ごとに磯のフィールドワーク(中1)、森のフィールドワーク(中2)、広島・関西フィールドワーク(中3)、首都圏フィールドワーク(高1)、英国フィールドワーク(高2)を実施しています。そして、探究テーマ・フィールドワークを通じて何か疑問を感じたら、その疑問の答えを自分なりに考え、仮説を立て、実際どのようになっているのかを実験や観察などの方法で調査・検証し、考察の結果をみんなの前で発表します。この一連のプロセスを繰り返すことで思考力・探究力を養い、その集大成となる高2の英国フィールドワークでは、現地の大学生に英語でプレゼンテーションをして、ディスカッションも行います。

 こうして培われた探究力を発展させ、一人ひとりが目標とする進路を実現できるよう、進路指導・学習フォロー体制も万全に整えています。夏期と冬期の講習は全学年が対象で、高2の10月から放課後の大学進学対策講座を、高3の12月からはセンター試験対策・直前対策を実施。日ごろの学習から大学進学に特化した対策まで手厚くサポートしています。

 次に、教頭の菅沼健児先生が特徴的な取り組みや学校生活について説明しました。クラスは、きめ細かい学習フォローで知識を定着させる「一貫クラス」と、先進的な考えや知識を自分で吸収する「先端クラス」に分かれますが、「指導のレベルで分けているのではないので、『自分のペースで勉強したいから、一貫クラスにする』などと、あくまでお子さんの性格に合わせてお選びください」と菅沼先生は話します。また「哲学対話」の授業では、互いの対話を通して思考を深めることで、日常生活のなかでのさまざまな問題に粘り強く取り組む姿勢を培っているそうです。続けて、一日の学校生活の流れや部活動の様子、生徒たちが主体的に運営している文化祭などの行事についても、映像を交えて紹介しました。

 2020年度の中学入試については、出願方法がWEB出願に変更されるそうです。また、そのほかの項目については、6月下旬に発表されるとのことでした。

イメージ写真東京ドーム3個分の面積を誇る広大な敷地内には四つのグラウンドやテニスコート、室内プールなどがあり、スポーツ施設も充実しています

www.kaichigakuen.ed.jp/tyuukouikkannbu/ 別ウィンドウが開きます。

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