受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

東洋英和女学院中学部

2019年5月23日(木)

グローバルな視野と豊かな心を育むミッションスクール

 1884年にカナダ・メソジスト教会の女性宣教師マーサ・J・カートメルによって開設された東洋英和女学院は、プロテスタントの精神を教育の根幹に据えた、人間教育を重んじる伝統校です。この日の説明会は学院オルガニスト・武田ゆり先生のパイプオルガン演奏でスタート。「G線上のアリア」の美しく荘厳なハーモニーが会場に響き渡りました。

 続いて、中学部長の石澤友康先生が登壇し、「開校から135年受け継がれている建学の精神『敬神奉仕』は、『神を敬い隣人を愛する』という意味であり、東洋英和の教育目標でもあります。この教えを実践し、社会に貢献する生徒を育てることをディプロマ・ポリシーに掲げて、さまざまな教育活動を行っています」と説明しました。

 続いて石澤先生は、「国際性を養う」「自分のタラント(賜物)に気づく」「感性や教養を磨く」の3点から、学びのカリキュラム・ポリシーについて話を進めました。そのうえで、「小学生のうちから、多くの文章を読んで『読解力』を磨いてください。考える力、書く力、聞く力、読む力の礎となるのは、母語だからです。また、さまざまなことに挑戦して『多様な実体験』を重ね、興味・関心の幅を広げることも大切です」と強調しました。最後に、「東洋英和で自己を肯定する気持ちや、他者を尊重し理解する心を養ってください。多様な体験を積み、知性と品格を備えた女性に育ってほしいと願っています」と結びました。

 次に、中学部教頭の野村正宣先生が実際の教育内容を説明します。まずは、キリスト教教育について、毎朝の礼拝や週1回の聖書の授業、クリスマス礼拝などの様子を紹介。そして放課後には、「ディアコニア(ギリシア語で『人に仕える』という意味)」という活動が年間7~8回行われ、手話・点字・車椅子の体験やボランティア活動に取り組むことによって、社会奉仕について学んでいることが写真とともに紹介されました。

 定評ある英語教育やグローバル教育についても説明がありました。英語の授業は1クラスを二つに分けた少人数制で行われ、中3からは習熟度別となります。ネイティブ教員による英会話の授業は、オリジナルテキストを使用した楽しい内容です。家庭学習用のサイトにも多くの英語教材がアップされ、英会話用のホームページにも多数の教材が用意されます。

 留学や海外研修の制度も充実しており、カナダやオーストラリアの協定校への短期留学のほか、中3以上の希望者を対象としたカナダ研修・オーストラリア研修などに加え、アジア諸国にも目を向けた教育をおこなっています。『TEAM』(TOYO EIWA ACTIVITIES FOR MYANMAR)と呼ばれる有志団体では、政治的・経済的に大きな変化を遂げるミャンマーをケーススタディとして研究し、他の国々も含めた支援や協力のあり方について学んでいます。2016年からは事前の研究に基づきミャンマーの現状を視察。現地行政組織を訪問し意見交換するなど積極的に活動し、世界の社会問題への幅広い関心を持たせるとともに、他者と協働して問題を解決する力を高めています。

 校内はWi-Fi通信環境が整い、高1からは1人1台のノートパソコンを利用して、対話型・探究型の授業が実施されます。また、希望進路に対応するため、高1から選択科目の履修が始まり、高2・3では週14時間ほどの選択授業が設けられます。放課後や長期休暇中には受験対策講座や補習も開講され、サポート体制も整っています。

 体育祭や楓祭(文化祭)は生徒主導で企画・運営されます。生徒会活動や委員会活動、YWCAによる自主活動のほか、放課後には六つの課外教室が開講され、ピアノ・日本舞踊・華道などのレッスンも楽しめるそうです。

 2020年度入試については、A日程と帰国生入試が2月1日(定員約80名)、B日程が2月3日(定員約30名)にそれぞれ実施されることが伝えられ、説明会は終了しました。

イメージ写真キャンパスは都営大江戸線「麻布十番」駅から徒歩5分、東京メトロ南北線「麻布十番」駅・同日比谷線「六本木」駅から徒歩7分という利便性の高い立地。鳥居坂教会や各国の大使館などが立ち並ぶ閑静な一帯にあります

www.toyoeiwa.ac.jp/chu-ko/ 別ウィンドウが開きます。

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