受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

白百合学園中学校

2019年5月24日(金)

キリストの愛の教えに基づき、社会貢献できる女性を育てる

 白百合学園中学高等学校の設立母体はフランスのシャルトル聖パウロ修道女会で、1881年の学園創立以来、カトリック精神を基盤に、知性と豊かな感性を培い、誠実さと愛をもって社会に貢献する女性を育成しています。開校以来フランス語を伝統ある教科として学んでいるのも特徴です。

 銀座ブロッサムで開かれた説明会では、最初に瀧澤裕子先生が教育内容について紹介。「弱い立場の人々の存在への気付きや配慮ができるような生き方、思いやりと優しさのある言動、心のゆとりをもった生き方を求め、学校生活全ての経験を通して、真の知恵と大切な心を育てています」と話しました。校章や校訓「従順・勤勉・愛徳」に触れ、「社会のグローバル化に伴って、外国語教育やICT教育が必要なのはもちろんですが、その真髄となり大切なのは、異文化を受け入れ、多様な背景を持つ人たちと共に生き、新しい価値を一緒に創造していく幅広い人間力を育むことです。本校ではその基礎となる真の知恵や教養、そして人のために尽くす心や人のいのちを育むことへの女性の鋭敏な感覚を大切にしています」と述べました。また、生徒自身に考えさせ活動させる場面も多くあり、合唱祭、学園祭や球技スポーツ大会など、生徒が主体的に行う行事も数多くあります。今回上映された学校紹介の動画も、企画から構成まで、すべて生徒が手がけたそうです。

 すべての教育活動の基盤にあるのが宗教教育です。日々の祈りや聖書のことばを通じて、思いやりの心や感謝の気持ちが養われます。朝礼は、曜日によって日本語、英語、フランス語で行われます。愛と奉仕の精神を形に表す場として、ボランティア活動も盛んです。クリスマス奉仕活動や被災地訪問など、さまざまな活動を通して、人々が必要としていることに気づいて共感し、人々の幸せのために、社会に貢献できる女性に成長するそうです。

 続いて、語学教育については、英語・フランス語ともに少人数制授業を実施。英語は週に5時間、フランス語は週に1時間、どちらも日本人とネイティブの教員が連携して授業を行います。国際教育のプログラムも充実させていて、ネイティブ教員とコミュニケーションできる「外国語の部屋」を毎日昼休みに開いています。また、日本に留学中の大学生と交流する「グローバルヴィレッジ」(中3)、アメリカ人の女子大生を招き、女性が活躍する社会などについて英語で話し合う「エンパワーメントプログラム」(高1・2)その他短期留学プログラムもあり、単なる語学研修ではなく、広い視野に立って物事や将来について考えることにつながることを目的にしているそうです。

 また、学習指導については、英語・数学・国語の3教科で習熟度別授業を展開。授業や課題の提出、小テストで力の定着を図り、さらに補習などでフォローします。数学では、教員が生徒の質問に答える「数学の部屋」を放課後に開き、理解が不十分なまま次の単元に進むことがないよう配慮しています。中学3年間で100回以上の実験・観察の授業を実施する理科教育にも力を注いでおり、近年では医歯薬系学部への合格者を多数輩出しています。各教科とも「自分で考え、問題を発見し、解決する力や表現する力を育てること」を重視しているそうです。

 2020年度入試についての大きな変更点は、WEB出願になることです。入試のアドバイスとして、瀧澤先生は「どの教科においても読解力を重視し、記述問題を大切にしています。基本的な知識をしっかり理解したうえで、その知識を組み合わせて考える力、そしてそれを表現する力が必要です。記述式の問題では、わかるところまでしっかり答えを書いて、答えを導き出すまでの過程を大切にしてください」と話しました。

イメージ写真全部で34のクラブがあり、中学生と高校生が一緒に活動しています。運動部は校庭と、冷暖房完備の地下体育館で活動します

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