受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

市川中学校

2019年5月27日(月)

21世紀を生きるため、「生涯学び続ける力」を育む教育を実践

 個性の尊重と自主自立を教育方針とする市川中学校・高等学校は、中高6年間の教育を通して、難関大学合格に対応する学力を養成するだけでなく、新しい時代にさまざまな分野で豊かな個性を発揮して活躍できる人材を育てることを目標としています。

 説明会の冒頭、校長の宮﨑章先生は、同校の建学の精神である「独自無双の人間観」「よく見れば精神」「第三教育」の三つについて説明し、それを実現するために、広く教養を身につけさせるべく、独自の「リベラルアーツ教育」を展開していると話しました。同校の「リベラルアーツ教育」とは、進学力を含めた真の「学力」、古今東西の知に立脚した「教養力」、論理的思考と課題探究ができる「科学力」、グローバル社会に対応できる「国際力」、そして、徳を重んじ実践を伴った「人間力」、この五つの力を育てる教育を指します。

 そして、この五つの力のうち、宮﨑先生が特に詳しく説明したのが「人間力」の向上についてです。同校では、中2の新学期初めに丸1日かけて、仲間と共にさまざまな課題に挑戦する「プロジェクトアドベンチャー(PA)」を実施しています。そこでは、最初はアイスブレーキング(話し合うきっかけづくりのための簡単なゲームなど)から始まり、徐々に難しい課題に取り組みます。宮﨑先生は、「子どもたち同士の気づきや、かかわり合いから生まれる学びが大切なのです。一人ひとりの個性や互いを大事にしながら、自分たちで目標に向かって努力できる生徒の育成をめざします」と語りました。

 一方、「国際力」を養うための取り組みとしては、グローバルリーダーの育成に向けたさまざまな機会を設けており、文部科学省高校生海外派遣プログラムである「トビタテ! 留学Japan日本代表プログラム」を利用して留学する生徒がいるほか、カリフォルニア大学から招いた学生たちと英語で討論を行う校内研修(エンパワーメントプログラム)など、多彩なプログラムに毎年多くの生徒が参加しています。

 続いて「科学力」を伸ばすための具体的な取り組みが紹介されました。今年度3期目となるスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されている同校では、実験を中心とした探究的な授業を実施し、高校2年次には理系生徒全員が課題研究に取り組みます。「論理的思考力」「コミュニケーション力」「表現力」を身につけながら、課題発見、データ分析など多くのことを体験し、最終的には発表を行います。

 さらに、「教養力」を養う教育プログラムとして、各界の第一線で活躍する著名人を招いて開講する「土曜講座」があることを紹介。「学力」については、有名大学のアドミッションポリシーの変化に触れながら、21世紀の新しい世界を生きるためには知識量だけでなく、幅広い教養が必要であると強調しました。

 学校生活については、広報部の上坂典弘先生が説明しました。そこではまず、高1生が制作したという学校紹介の動画を上映。仲間と切磋琢磨しながら、充実した学校生活を送る生徒たちの姿が印象的でした。同校ではクラブ活動や学校行事も活発で、多くの生徒が意欲的に参加しています。

 最後に、広報部副部長の高森俊弥先生から2020年度入試の説明がありました。一般入試・帰国生入試ともに大きな変更はなく、例年どおり1月20日午前に幕張メッセ国際展示場で一般入試第1回(4科)、英語選択入試、帰国生入試(4科)が、2月4日午前に本校会場で一般入試第2回(4科)がそれぞれ行われます。

イメージ写真本館の1階は新書や洋書を豊富にそろえた「第三教育センター」(図書館)になっており、約12万冊の蔵書があります。その名の通り、自分自身を教育する場になっています

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