受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

晃華学園中学校

2019年5月22日(水)

生徒主体のSDGs活動など、独自の取り組みに注力し国際的な視野を養う

 1816年にフランスで設立されたカトリック女子修道会「汚れなきマリア修道会」を母体に、1963年に開校した晃華学園中学校高等学校は、キリスト教に基づく全人教育を実践し、社会に貢献する女性の育成をめざしています。緑豊かで広大なキャンパスには、併設する幼稚園と小学校が隣接。学校までは、直通のスクールバスが京王線「国領」駅とJR中央線「武蔵境」駅より運行しているほか、京王線「つつじヶ丘」駅と「調布」駅、JR中央線「三鷹」駅からも路線バスが利用でき、アクセスは良好です。

 説明会の冒頭、あいさつに立った学校長の西山恵子先生は、「こうした学校説明会などで、パンフレットやホームページではわからない生徒の様子をご自身の目でご覧になり、学校の理念を感じ取ってください」と話し、最初に、晃華学園の教育内容について説明しました。同校の教育理念である「ノブレス・オブリージュ」とは、「すべて多く与えられた者は、多く求められ、多く任された者は、さらに多く要求される」という聖書のことばに由来しています。この理念の下、思いやりの心、他者を理解する姿勢を培うことで、「人のために人と共に生きる光り輝く女性」を育てようとしています。西山先生は、「ミッションスクールの女子校はおとなしい校風というイメージを持たれがちですが、生徒は体育祭・文化祭・合唱祭の三大行事に元気いっぱい主体的に取り組んでいます」と話しました。

 教科教育についても説明がありました。まず、英語については、4技能すべてをバランス良く伸ばすことに力を入れています。「話す力」を伸ばす取り組みとしては、外部審査委員を招いて校内スピーチコンテストを実施しており、「読む力」を養う仕掛けとして、図書室に絵本から専門書まで幅広いジャンルの洋書を7000冊もそろえているとのこと。また、国語については「全教科の要」として重視し、ディベートやプレゼンテーションの機会を数多く設けているほか、社会科などとコラボ授業を展開し、表現力を鍛えると同時に社会への視野を広げるきっかけとしているそうです。一方で、数学にも注力しており、週当たりのコマ数は中学3年間合計で16コマを設定し、小テスト・補習・タブレット演習などを通じて基礎力を固めています。そして、多様な進路に対応するため、数学を高2まで必修としています。また、理科は4分野すべてにわたって行われる多種多彩な実験が、身近な自然現象の不思議に生徒の目を開いていきます。その結果、毎年4割以上の生徒が理工系・医歯薬系の学部・学科に進学しています。

 晃華学園ならではの活動としては、SDGs(国連で採択された、持続可能な社会を実現するための開発目標)への取り組みが挙げられます。社会科でSDGsに関する映像コンテストを実施するほか、日々の学校生活でもSDGsに関する啓蒙活動やボランティア活動が生徒主体で行われています。また、中3の社会では中学社会の集大成として校内模擬国連を実施し、文化や価値観の異なる他者と合意形成する力を身につけます。高校生の希望者が出場する模擬国連の全国大会は、英語でスピーチを行うため、生きた英語を実践する良い機会にもなっているそうです。このような社会に目を向ける教育が進路を主体的に選び取る姿勢を育て、国公立大10%、早慶上理・ICU28%、GMARCH9%という進学実績にも結びついています。

 中学入試については、2019年度から2月1日に算国2科の午後入試を設け、多くの応募者を集めました。「午後入試については、試験開始時刻を15時20分と16時開始の2回設けており、スクールバスも運行しますので、ぜひ積極的に利用してください。また、学校ホームページには本校の教員による過去問ミニ解説もあるので、しっかり読んで参考にしてください」とのことです。

イメージ写真緑に囲まれた校舎。白木を基調とした教室は、大きく開けた窓から光が差し込み、明るく広々としています

jhs.kokagakuen.ac.jp 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ