受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

鎌倉女学院中学校

2019年5月23日(木)

国際社会で活躍できる女性を育てる「英語教育」と「グローバル教育」

 1904年に漢学者・田辺新之助によって設立された鎌倉女学校を前身とする鎌倉女学院中学校・高等学校は、湘南地区で最も古い歴史と伝統を誇る女子校です。校訓である「真摯沈着(しんしちんちゃく)」「尚絅(しょうけい)」には、「何事にも落ち着いて取り組む女性であってほしい。また、外見ではなく内面がすぐれた女性であってほしい」という創立者の思いが込められています。

 説明会の冒頭、校長の錦昭江先生が教育方針について説明しました。同校では、中学3年間を基礎学力養成のための大切な時期として位置づけ、国語・英語・数学の授業時数を標準より多く設定したうえで、きめ細かい指導を実践し、無理なく着実に実力を伸ばしているそうです。錦先生は、「グローバル社会に貢献できる、知的で洗練された女性を育成するための表現力・判断力・思考力を養う教育を行っています」と述べ、その核になる同校独自の取り組みとして、中学の「鎌倉学」と高校の「国際・環境学」について紹介しました。

 地の利を生かした学習「鎌倉学」は“鎌倉から世界へ”をテーマに、フィールドワークや職場体験、職場見学などを行い、鎌倉の自然・地理・産業・歴史・文学への理解を深めます。そこで身につけた知識や探究スキルを土台に、「国際・環境学」では世界の諸問題について考察を深めます。錦先生は「これらの授業では、レポートやポスターの作成、プレゼンテーションにも取り組み、思考力・表現力を磨く機会としています」と説明。加えて、プログラミング教育も中1から開始し、昨年度よりマインドストーム(プログラミングロボット教材)を導入しました。高2で学ぶ「情報の科学的理解」につなげていくそうです。

 続いて、話題は定評のある英語教育に移り、英語科主任の根岸真由美先生が登壇しました。根岸先生は、「生涯使える高い英語力を身につける“communicative”、英語を使って世界に貢献する“global”を二つの柱とし、英語の4技能をバランス良く向上させるために、『英語で英語を理解する授業』を中1から行っています」と説明しました。同校では毎日、リスニングや口頭練習の宿題を課し、授業の最初にその内容を確認する小テストを実施しています。その結果によって、補習や再テストを行い、きめ細かくフォローしているのは、「高校での高いレベルの英語学習についていけるように、中学段階での基礎力の定着をめざしているからです」と根岸先生は話しました。

 また、実践的な語学力を試す場として、ディベート、校内スピーチコンテスト、アジア圏の中学生とのペンパル活動、オンライン英会話、鎌倉を訪れる外国人観光客へのインタビューやガイドに挑戦する校外学習など、豊富なプログラムが用意され、主体的に英語に取り組む姿勢を養っています。さらに、マレーシアとシンガポールでのアジア研修、アメリカの姉妹校との交流プログラム、カナダでの3週間集中英語研修、イギリスやニュージーランドへの1年間の留学制度、ニュージーランドへの3か月短期留学制度といった海外研修・留学制度も充実。英語の民間試験の受験も推奨しており、生徒の9割以上が、卒業まで英検®2級以上を取得しています。説明会の最後には、英語の授業風景や、生徒が流暢に英語でスピーチをする様子などを収めた動画が上映され、同校の英語教育がハイレベルであることがよくわかりました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真「ミュージアムスクール」をコンセプトに建設された校舎。正門から続く「プリンセスロード」には、生徒が家庭科の授業で植えたプランターが花道のように並んでいます

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