受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

日本大学第三中学校

2019年5月27日(月)

自主的精神に充ちた、心身共に健康で、教養高い人材を育成

 1929年に設立された日本大学付属赤坂中学校を前身とする日本大学第三中学校は、1946年に日本大学と経営を分離しました。現在は大学とは別の法人により、独立した形で運営されている特別付属校です。都内屈指の広大な敷地には、冷暖房完備の総合体育館、野球場、25m×8コースの室内温水プール、1階にカフェテリアスペースを設けた女子部室棟などの施設が充実。校訓「明るく、正しく、強く」の下、自主的精神に充ち、心身共に健康で、高い教養を備えた人材を育成しています。

 あいさつに立った校長の新井勇治先生は、「今年で創立90周年を迎えた本校は、1976年に東京都港区赤坂から新しい教育環境を求めて町田の地に全面移転しました。本校は『勉強』『行事』『部活動』を教育の三本柱に掲げていますが、緑豊かなキャンパスで6年間を過ごし、充実した学習活動を通して教養を高めると同時に、仲間とさまざまな経験を積んで自主性を育んでほしいと願っています」と話します。同校の高校硬式野球部は強豪として知られ、アメリカンフットボール部、柔道部なども活躍していることから、運動部が盛んであるというイメージがありますが、新井先生は「校外で積極的に研究発表を行っている化学部や、全国大会出場経験を持つ放送部など、文化部も活躍しています」と強調しました。

 続いて、広報部主任の佐々木祐輔先生が学校生活全般について説明しました。中学では、基礎的な学習事項をしっかりと習得することに重点が置かれ、先取り学習はほとんど行っていないとのことです。必要に応じて授業以外にも習熟度別の講習・補習を行うなど、きめ細かい指導を通して、学ぶ姿勢の確立と基礎学力の徹底的な習得をめざします。また、2017年度から中3に設置した希望制の選抜クラスは、当初は1クラスのみでしたが、希望者が多いときは2クラスに増やすこともあるそうです。佐々木先生は、人間形成の場として学校行事と部活動を重視していることにも触れ、「さまざまな活動に一生懸命取り組んで視野を広げ、人間性を豊かにしてほしい」と説明しました。

 同校の教育・学習面でのフォローアップ体制で最も特徴的なのが、数学と英語でチームティーチングを取り入れていることです。中1~中3の数学では週に1コマ、基本的な練習問題を解く時間がありますが、ここでは3人の先生が教室内を巡回し、生徒の疑問や質問にていねいに答えます。加えて、小テストをこまめに行い、知識の定着を図っています。英語も文法の時間に、数学と同様の手法を用いて基礎力を養成しているそうです。また、ネイティブ講師による少人数制のオーラルコミュニケーションの授業では、生徒全員に発言する機会を与え、コミュニケーション力の向上に努めています。さらに、実践的な語学力を試す場として、全員参加のスピーチコンテスト、アメリカ・カナダ体験学習(中3希望者対象)など、豊富なプログラムが用意されています。フォロー体制も万全で、日常的に補習があるほか、英語・数学・国語は希望制の夏期講習を実施。理解が不十分な生徒に対しては、指名制の講習も行われます。

 授業におけるICTの活用と国際交流にも力を入れています。創立90周年を機に、各教室に設置された電子黒板機能つきプロジェクターと、生徒に貸与されるタブレット端末を用いて、リアルタイムの双方向授業が可能となりました。また、国際交流については、高1対象のホームステイ・プログラムなどで交流のある、オーストラリア・シドニー郊外の名門私立学校「マッカーサーアングリカンスクール」と提携し、姉妹校になるそうです。

 進路については、中2から職業別ガイダンスを実施し、興味のある仕事について考えるきっかけをつくります。そして、希望する職業につくために、どの大学・学部・学科を志望するかを高2で定め、教師は生徒が夢を実現できるようていねいに指導していくとのことです。そのため、卒業生の約半数は、日本大学以外の大学に進学しています。

イメージ写真創立90周年を迎え、ICT教育の設備を整えた同校。この日、中1の技術の授業ではタブレット端末とプロジェクターを使い、生徒が作った動画などを投影しながら「自分が考える未来の家電」のプレゼンテーションが行われていました

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