受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

学習院女子中等科

2019年5月29日(水)

伸び伸びとした環境で、現代社会を生きる女性にふさわしい品性と知性を育む

 1885年に華族女学校として創立されて以来、「その時代に生きる女性にふさわしい品性と知性を身につけること」という教育方針を掲げている学習院女子中・高等科。卒業生のうち、5~6割が併設の学習院大学や学習院女子大学に入学し、そのほかは国公立大学や早慶上智などの難関私立大学に進学しています。

 銀座ブロッサムで行われた説明会では、まず、サピックス教育情報センター所長の神田正樹先生が同校の入試問題の傾向について解説しました。「算数は、答えを導き出すまでの過程が重視されるので、途中式をきちんと書くこと。コンパスや三角定規を使っての作図にも慣れておくとよい」「理科は、全分野からバランス良く出題され、総合的な力が試される。ふだんから身近な自然をよく観察し、常に疑問を持って、理由や原因を自分なりに追究することが大切」「社会は、物事を適切に理解し、正確に説明する力を養ってほしい。記述問題では箇条書きは減点対象になるので注意」「国語は、日ごろから幅広い分野の文章に慣れ親しんでおくことが大事」などといったアドバイスを送りました。

 続いて、教頭の加茂亜紀子先生が登壇し、教育内容について説明しました。「本校では、現代社会を柔軟に生き抜くために必要な品性と知性を身につけることを目標にしています。それは、ダイヤモンドの原石である生徒たちの能力を磨き上げるとともに、一人ひとりの輝く個性を引き出し、伸ばしていく教育です」と語りました。その後、映像を使って学習環境や学校生活の様子を紹介。都心にありながら緑豊かなキャンパスには、開学当時の華族女学校をイメージした風格ある校舎、約12万冊もの蔵書数を誇る図書館、二つの体育館、温水プール、1周200mのトラックを有するグラウンドなどがあります。「本校はお嬢様学校だというイメージが強いようですが、生徒たちは活動的です」という加茂先生のことばどおり、恵まれた環境の下、部活動・文化祭・運動会などに積極的に取り組む生徒たちの生き生きとした姿を見ることができました。

 学習面については、先取り学習による“進度”よりも、学びの“深度”を重視。「本物に触れる」「過程を重視する」「表現力を身につける」の三つの基本方針の下、授業を進めているのが特徴です。アクティブ・ラーニングも各教科で積極的に取り入れ、生徒間の学び合いを促しながら思考力と表現力を育んでいるそうです。また、英語・数学・国語のほか、技術家庭や道徳などでも、1クラスを2分割しての少人数制授業を実施しています。

 定評のある語学教育と国際理解教育については、英語の授業でグループワークやディベート、スピーチに取り組む機会を数多く設けて、4技能をバランス良く伸ばしています。一方、高等科では、英語のほかにドイツ語やフランス語も選択科目として設定し、幅広い教養を身につけさせています。また、中3・高2・高3の希望者を対象とした、イギリスのパブリックスクール「イートン校」での約3週間の異文化体験プログラムがあります。ほかにも、オーストラリア・メルボルンにある姉妹校「メソディスト・レディーズ・カレッジ(MLC)」での2週間の研修や6週間の交換留学制度が用意されており、さまざまな機会を通じて国際感覚を養っています。

 2020年度の一般入試は、例年どおり2月1日と3日の2回行われます。帰国生入試は1月18日に実施されることが伝えられ、説明会は終了しました。

イメージ写真 地上5階建ての本館。八つの理科教室や実技教科の実習室、分割授業対応の特別教室、「光庭」といわれる吹き抜けの坪庭などがあります

www.gakushuin.ac.jp/girl/ 別ウィンドウが開きます。

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