受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

頌栄女子学院中学校

2019年6月4日(火)

聖書の教えを基礎に高雅な品性、豊かな国際感覚を養い社会に貢献奉仕できる女性を育む

 頌栄女子学院は、1884年、明治の文明開化の時代に現校長である岡見清明先生の曽祖父、岡見清致先生によって設立された女子校です。「神の栄光をほめたたえる」という意味の「頌栄」という校名が示すように、キリスト教の教えを基盤とした教育によって、高雅な品性や豊かな国際感覚を養って、社会のために貢献・奉仕できる人材を育成しています。

 あいさつに立った校長の岡見清明先生は、「基礎学力をつけること、自発的に学ぶ姿勢を身につけさせること、そして、それぞれの生徒を望む進路に進ませることに力を入れています。女子としての品性を磨き、魅力ある女性になるように、きめ細かい指導を実践しています」と話しました。

 プロテスタント校である同校の一日は、毎朝の礼拝から始まります。また、中学・高校ともに週1回、合同礼拝が行われ、聖書の授業は必修科目です。授業は週5日制ですが、これも日曜日には教会に足を運んでほしいという方針によるものです。

 このほか、岡見先生は、同校の教育の特徴として、伝統的に英語を重視していることを挙げました。中1から高1まではクラスを2分割した少人数制で授業を行っています。中学の1330名の生徒のうち約2割は帰国生で、一般生と帰国生が互いに刺激を与え、高め合っているのです。また、7人のネイティブの教員を配置しているため、一般生にとっても英語が身につきやすい環境となっています。同校は1982年、イギリスのウィンチェスターに、現地のキング・アルフレッズ大学(現・ウィンチェスター大学)との合弁によって2年制の「ウィンチェスター頌栄カレッジ」を開設しました。そこへは推薦によって優先的に入学でき、卒業後は、ウィンチェスター大学のほか、現地イギリスの他大学にも編入できます。岡見先生は「海外への道筋が用意されていることも本校の大きな特色です」と結びました。

 続いて、生徒指導部長の塚田智矢子先生が登壇し、学校生活全般に関する説明に移りました。現在、同校では35のクラブがあり、生徒のほとんどがいずれかのクラブに所属しているとのことです。なかでも聖歌隊や模擬国連部は受賞経験があり、弓道部はインターハイに出場するなど目覚ましい活躍をしています。行事や校外学習も充実しており、希望者参加型の語学研修やキャンプではホームステイやさまざまなアクティビティーを通して、現地の人々との交流を深めているとのこと。ボランティア活動にも積極的に取り組み、社会貢献の在り方についても深く学んでいるそうです。塚田先生は、「学院生活のさまざまな場面で生徒と教員が触れ合う機会が多く、生徒と教員の距離が近いことも本校の特徴です。何でも話せる環境がより良い学校生活につながっています」と結びました。

 教育課程・進路指導については、教頭の小島和夫先生が説明しました。高2から文系・理系に分かれて授業を行いますが、現在は文系と理系がおよそ7:3の割合とのことです。特に英語教育に力を注ぎ、中1から高1まで週6コマ、一般生はそのうちの2コマがネイティブ教員による英会話の授業です。「高3では週3日、午後から選択制の授業を実施し、大学入試に備えます。卒業生の約半数が国公立大学や早慶などの難関大学に現役で進学しますが、指定校推薦などで、早めに進路が決まった生徒にも、一般入試が終了するまでしっかりと勉強に打ちこむよう指導しています。これは、大学に入学することがゴールではないからです。その後の学問に対応できる幅広く奥深い知識と、みずから考え、学ぶ力を身につけさせたいというのが本校の方針です」と説明しました。

 最後に広報部長の湯原和則先生より、中学入試に関する説明がありました。「理科・社会は時事問題を切り口に出題するので、日ごろから新聞やニュースに関心を持ってください。また、すべての教科において『何を聞かれているか』を理解することが重要です」というアドバイスが送られました。入試当日に保護者同伴で行われる面接については、「6年間おつき合いするうえで信頼関係が築けるかどうかを確かめています。堅苦しく考えず、自然に対応してください」とのことでした。

イメージ写真 美しい花々や緑に囲まれた中庭。恵まれた環境の中で、同校の生徒らしい「元気で明るく積極的」な女性が育ちます

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