受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

学習院中等科

2019年6月6日(木)

緑豊かな学び舎で伸び伸びと個性を伸ばし、希望進路の実現に向けて実力を養う

 1877年に明治天皇・皇后両陛下親臨の下、開業式を行ったという華族学校が学習院中・高等科のルーツです。現在は幼稚園から大学院までがそろう学習院は、教育目標として「ひろい視野」「たくましい創造力」「ゆたかな感受性」を持つ優れた人材の育成を掲げ、多くの有為な人材を社会に送り出すために一貫教育を実践しています。高等科卒業後は推薦によって学習院大学進学が可能ですが、他大学をめざす生徒も多く、例年、卒業生の半数程度が国公立大学や難関私立大学に進んでいます。

 あいさつに立った中・高等科科長の武市憲幸先生は、同校の沿革を紹介しながら、「本校に対して堅いイメージを持たれるかもしれませんが、実際はそのようなことはありません。多様な生徒が学んでおり、みんなおおらかに伸び伸びと過ごしています」と実際の学校の様子について伝えました。武市先生によると、義務教育の課程である中等科では、「一人ひとりの“個性の芽”を見つけ、それを育て、開花させる手伝いをすること」を目標に置いているそうです。

 国際教育にも力を入れており、春休みを利用してニュージーランドの中高一貫校での短期研修プログラムを展開しているほか、海外からの留学生も積極的に受け入れています。また、高等科在学中の留学期間を高等科の修業年限の一部と認め、留学先で規定の成績を収めれば、希望に応じて留学前の同級生と同じ学年に復学できる1年間の公認留学制度も用意されています。実際に学年の1割程度の生徒が長期留学を経験しており、国際系の学部に進む卒業生も多くなっています。

 続いて、学校生活の様子を収めたDVDが上映されました。中等科には、地下標本室、10万冊の蔵書を有する図書室など、充実した学習環境が完備されています。室内プールもあり、年間を通して体育の授業に利用されています。こうした施設のほか、授業やクラブ活動などでの日常的な取り組み、鳳櫻祭(文化祭)、運動会といった数多くの年間行事などの様子も紹介されました。次に登場した中等科教務課長の井上博行先生は、目白にありながら、東京ドーム4.4個分という広大な敷地を有し、幼稚園から大学・大学院までが同じキャンパスにあるという、恵まれた教育環境に触れ、「学校周辺は落ち着いた雰囲気で、目白駅を出てすぐ近くに校門があるため、通学しやすく安心です」と話しました。

 一方、学習面については、中1から高1までは、基礎学力をしっかり身につけるカリキュラムが組まれています。数学と英語では少人数での授業や習熟度別授業が導入され、きめ細かい指導が受けられます。そして高2からは、将来の進路を見据えたカリキュラムとなり、週34時間のうち、6~10時間を選択科目に充て、生徒自身が興味・関心のある科目を選択できるようにしています。同校では例年、約半数の生徒が他大学受験をめざすため、大学入試に対応したさまざまな講座も開講されているそうです。「他大学を希望した生徒は、国公立大や難関私立大、医学部や歯学部などの理系学部、さらには海外の大学など、幅広い進路を実現しています」と強調した井上先生は、「11月には出題責任者による入試説明会を実施するので、ぜひご参加ください」と呼び掛けました。同校の一般入試は第1回が2月2日に、第2回が3日に行われ、両日とも受験した場合は、補欠になったとしても繰り上げ合格の順位で優遇されるそうです。

 最後に、生徒課長の五十嵐達也先生が学校生活について紹介しました。「タヌキが生息している」という緑豊かなキャンパスには、二つのグラウンド、体育館、テニスコート、ゴルフ練習場、大学と共用する馬場など、充実した運動施設が完備しています。そのため、体育系のクラブに所属している生徒も、練習のために電車で移動する必要がなく、ほとんどがキャンパス内で活動に励んでいます。「伝統的に体育系のクラブが強く、さまざまな大会で優秀な成績を収めています。日々の勉強と両立させながら練習に励み、同学年の仲間同士とはもちろん、先輩や後輩とも交流を深め、コミュニケーション力を養っています」と話す五十嵐先生によると、文化系のクラブや同好会も充実しており、体育系と兼部する生徒も多いとのこと。「多感な思春期に女子の目を気にすることなく、個性を伸び伸びと発揮できるのが男子校のメリットです。どんな生徒にも居場所があり、充実した日々を送っています。お子さん自身に、このような本校の雰囲気を肌で感じていただきたいので、ぜひご家族でお越しください」とのことばで説明会を締めくくりました。

イメージ写真 人工芝の第1グラウンド。部活動に利用されているだけでなく、短い休み時間にもここで遊ぶ活発な生徒が多いそうです

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