受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

芝中学校

2019年5月21日(火)

「遵法自治」「共生」の精神の下、人間力の育成を重視した教育を実践

 1887年に僧侶養成と子弟教育のために設立された浄土宗学東京支校を起源とする芝中学校・高等学校は、仏教精神を基盤とした人間教育を実践する温かい校風の男子進学校です。

 この日の説明会であいさつに立った校長の武藤道郎先生は、「校訓の『遵法自治』と仏教に基づく『共生(ともいき)』の精神の下で培ってきた芝の教育を継承しながらも、新しいものを取り入れていきます」と述べました。具体的には、「外に開いた教育」です。武藤先生は「学校の中だけではなく、卒業生や大学など外部の力を活用した学習の場を増やし、生徒たちに刺激を与えたい」と話します。

 1学年約300人の生徒が集う同校の魅力は、多様性に富んだ環境で6年間を過ごせること。武藤先生は「生徒たちには相手の悪いところを見るのではなく、良いところを見つけてほしいと考え、『削り合うな、認め合え』と伝えています。中高の6年間で、仲間と意見を交わし合い、協力することの大切さを身につけさせたいのです。『学習面以外で何を吸収できるか』こそが、成長に欠かせない要素であると考えています」と力強く語りました。そして、「本校が育てたいのは、自分の家族を守ることができる、大黒柱としてがんばれる男性です。卒業するときに『芝で学んでよかった』と思ってもらえるような、充実した教育を実践したいと思います」と結びました。

 続いて、音楽科の橋本武士先生が、授業や学校行事に取り組む生徒たちの姿を写真や動画を交えて紹介しました。橋本先生は、「芝のすごいところは、どんな生徒にも居場所があり、笑顔になれる場所があることです」と述べ、授業中や合唱コンクールでの生徒の様子とともに、ベトナムでの海外研修についても紹介しました。同校ではニュージーランドやカナダでの語学研修に加え、ベトナムでも海外研修を行っています。そこでは、現地の村にホームステイし、生活を体験します。「異文化体験を通して、“日本のものさし、世界のものさし”を知ることが目的です。ことばは通じなくても、心が通じるという貴重な体験ができる研修です」と語りました。

 次に、英語科の中川卓也先生が中1の1年間の学校行事について説明しました。6月は真鶴半島での磯の生物観察、11月は多摩動物公園で脊椎動物の観察があります。そのほかに、荒川30㎞ウォーク、昨年冬に初めて実施された「みなかみ校外学習」を紹介。みなかみ校外学習では、実行委員会の生徒が中心になって企画を立て、雪上運動会を実施しました。これらの行事に取り組む生徒たちの様子が写真で紹介され、校外でのさまざまな活動を楽しむ姿が印象的でした。

 最後に、教頭・入試広報部長の佐藤元紀先生から、2019年度入試結果についての説明がありました。合否は4科の合計点で判定されます。受験者全体の平均点と合格者平均点のデータから、算数の点数の開きが大きかったことがわかります。佐藤先生からは、「さまざまな難度の問題が混在している算数は、できそうなものから取り組んでいくことが重要です」「国語は、漢字問題のほかは、すべて記述です。ふだんから読み解く練習、書く練習を積んでください」「社会の記述問題は条件を読み取り、要旨をまとめる力が問われていました」「理科は実験や観察の手順、その結果を理解することが大切です」と、前回の入試結果からみた具体的なアドバイスが送られました。

イメージ写真 学校のすぐ近くに東京タワーがそびえます。多くの生徒が勉強とクラブ・委員会活動を両立させています

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