受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

雙葉中学校

2019年5月30日(木)

カトリックの精神に根差した全人教育で、高い品性と知性を兼ね備えた女性を育成

 1909年に設立された雙葉高等女学校を前身とする雙葉中学校・高等学校は、カトリックの精神に基づく全人教育を実践する女子進学校です。「徳においては純真に、義務においては堅実に」を校訓に掲げ、一人ひとりの個性を伸ばし、高い品性と知性を兼ね備えた女性に育てることをめざしています。

 銀座ブロッサムで開催された説明会は、サピックス教育情報センター所長の神田正樹先生による2019年度の入試問題の解説と分析から始まりました。神田先生は「同校らしさ」が感じられる問題を取り上げながら、「算数では条件を整理して、粘り強くていねいに解いていくことが大切」「論説文や童謡の歌詞などさまざまなジャンルの文が出題される国語は、高い読解力と記述力が求められる」「理科や社会は時代を反映した出題が目立つ。ニュースや新聞に取り上げられる事柄について、その理由や原因を自分なりに考え、まとめる力が必要」と説明しました。いずれの教科も幅広い基礎知識の上に、問題をよく理解して分析できる応用力が求められるとのことです。

 続いて、校長の和田紀代子先生が、教育方針について説明しました。同校の設立母体である「幼きイエス会」は、17世紀のフランスで、貧しい子どもたちへの教育活動を行ったニコラ・バレ神父が、それを手伝う女性たちの間につくった修道会です。「神から与えられた使命に気づき、社会のために、人のために生きる人間に成長してほしい」というニコラ・バレ神父の思いに基づき、同校では「知・徳・体」をバランス良く養う全人教育を展開しています。週1時間の「宗教」の授業やキリスト教行事、平和学習、ボランティア活動などを通じて、自分の特性に気づき、能力を生かし他者のために生きることを学ぶのです。また、自学自習にきちんと取り組ませ、正しい学習態度と学習習慣を身につけられるように指導しています。このほか、球技大会、運動会、軽井沢や蓼科で行う中1・2の夏期学校などの行事に積極的に取り組む生徒たちの姿を紹介。「豊かに自分の人生を生きてほしいと願いながら、日々の教育を実践しています」と結びました。

 次に、教頭の伊藤直子先生が学校生活全般について次のように話しました。1学年180名のうち、併設する小学校からの内部進学生は80名で、1クラス45名の4クラス編成です。学習面では、週6日制で十分な授業時間を確保して、無理のない先取り学習を効率良く行いながら、基礎をしっかりと固めるという、きめの細かい指導を徹底しています。語学については、中3で全員がフランス語を学びます。高校ではフランス語を第1外国語として選択することも可能です。また、高2からは各自の進路に合わせた選択科目を多く設けるなど、一人ひとりが思い描く将来の実現に向けて、バックアップする体制が整っています。一方で、「勉強とは他者との競争ではなく、自分を磨くためのもの」だという考えから、成績順位の発表や能力別のクラス分けなどは行っていないそうです。こうしたことを説明したうえで、伊藤先生は「中高6年間は人生の土台を作るかけがえのない時期です。そのような大切な時期を、本校で過ごしていただきたいと思います。ぜひ一度、お子さんと本校を訪れ、校風を確かめてください」と話しました。

 2020年度入試では、大きな変更はありません。入試は例年どおり2月1日で、午前中に筆記試験が、午後に本人のみの面接が行われるため、全員お弁当が必要です。なお、募集要項は9月11日より配布されるそうです。

イメージ写真 40近くある部活動や、行事の多くは中高合同で実施。フローリングの一般教室は窓が南向きで明るく、図書室、理科4分野の各実験室、2教室ずつある音楽室・被服室・調理室など、特別教室も充実しています

www.futabagakuen-jh.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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