受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

大妻多摩中学校

2019年6月5日(水)

新たな改革「TSUMATAMA SGL」を推進し、「21世紀型の良妻賢母」の教育として時代に合わせた進化をめざす

 大妻多摩中学校は、1988年に設立された大妻多摩高等学校の併設校として、1994年に開校しました。大妻女子大学多摩キャンパスに隣接する広大な敷地内には、人工芝のグラウンド、蔵書数3万2000冊の図書室と196席の自習室を備えた通称「アカデメイア棟」をはじめ、充実した教育施設がそろっています。生徒たちは四季の移ろいを実感できる多摩丘陵の豊かな自然の中で、学力と人間力を育んでいきます。

 説明会の冒頭、あいさつに立った校長の谷林眞理子先生は、大妻学院創立110年と大妻多摩30周年を記念し、新しい校歌が完成したことを紹介。続けて「伝統の女子教育を基盤に、さまざまな新しい取り組みを行っています」と語りました。

 次に、教務部副部長の白井雅代先生が登壇し、同校の魅力として「多摩地域という環境」「中高一貫の私学の女子校」「伝統校」の三つを挙げました。同校は「21世紀、国際化と女性の社会進出が進む時代に活躍する高い知性と品位を備えた女性の育成」という教育目標を掲げ、広大で美しいキャンパスと上質な教育環境の下、女子の成長に合わせた教育を実践しています。白井先生は、「6年間、同じ仲間と過ごすことで一人ひとりが自分の特性を生かせる場所を見つけます。生徒たちは社会で活躍する大勢の卒業生が示す多様な可能性に刺激を受け、自身も高い目標に向かって努力するようになります」と話しました。

 卒業後の進路については、併設の大妻女子大学への進学者はほとんどおらず、卒業生のほぼ全員が他大学に進んでいます。2019年春の卒業生について見ると、146名のうち12名が国公立大学に進学したそうです。職業ガイダンスや「私の職業適性インタビュー」などを通して自分の適職を知るキャリア教育プログラム、新しい大学入試制度にも対応できる確かな学力を身につけるための補習・勉強合宿なども実施しています。また、今年からは、生徒たちが自分で目標や計画を立てられるように学習管理ツールを導入しました。

 続いて、教頭の辻豊仁先生が、今年度から着手した新たな改革「TSUMATAMA SGL」について説明しました。辻先生によると、国際化の進む時代、同校の教育に「世界を視野に活躍できる女性の育成」という新たな要素を取り込み、「21世紀型の良妻賢母」の教育として時代に合わせた進化をめざしているとのこと。そのために同校が展開しているプログラムが三つあります。まず一つが、高い学力、幅広い教養、豊かな人間性を育む「教養教育プログラム」(Liberal Arts Education)です。これを土台として、論理的思考力と科学的探究心を育て、国公立大、医・歯・薬・看護・獣医を含む理系学部進学につなげるのが「理数教育プログラム」(Science Education)で、国際的な視野や積極性、発信力を育て、海外大学や国内大学の語学系・国際関係系の学部など、英語を生かせる大学・学部への進学へと導くのが「国際教育プログラム」(Global Education)です。これらの頭文字をとって「GSL」と呼んでいます。

 2021年度には、中2から国際進学クラスを新設します。このクラスを新設するに当たっては、来年4月に入学する中1は英語について習熟度別の授業を展開することになっています。そして、中1終了時に英語の成績が上位の生徒と、2020年度入試で新設する国際進学入試による入学者のうち英語の成績が優秀だった生徒は、中2から国際進学クラスに入り、週6時間行われる英語の授業のうち3時間は、ネイティブ講師の指導を受けるそうです。

 なお、新設される国際進学入試は、11月24日に実施される帰国生入試、2月1日の午前と午後の入試、2月2日の入試に設定され、試験科目に英語が課されます。また、従来の「合科型入試」は「総合思考力型入試」と名前を変え、2月1日に実施されます。詳しくは、学校の発表をお待ちください。

イメージ写真 全教室で電子黒板を利用した授業を展開。中3からは、1人1台のタブレットを使用します

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