受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

西武学園文理中学校

2019年6月13日(木)

国際理解教育と英語教育を深め、グローバルな視野と総合的な人間力を育む

 「誠実」「信頼」「奉仕」を校訓に掲げる西武学園文理中学・高等学校。1981年の高校創立以来、高い知性と豊かな人間力を備えた、国際社会に貢献できる「真のレディー&ジェントルマン」を養成するという理念を掲げ、1993年には中学校を創設しました。

 あいさつに立った中学校校長の伊藤邦義先生は「本校では、世界で活躍するトップエリートを育てていくために、特に国際理解教育と英語教育に力を注いでいます。昨年度より、グローバルコースも新設しました。長年にわたり、本校の英語教育は評価されてきましたが、これまで以上に、語学力はもちろん、国際社会に必要なコミュニケーション力や思考力を含めた総合的な人間力を養っていくつもりです」と話しました。グローバルコースは、中2進級時に選択可能な希望制のコースで、より「英語が使える日本人の育成」をめざすカリキュラムで学ぶものです。オンライン英会話のレッスンや外国人教員の授業を他コースより多く設定するほか、セブ島短期留学をはじめ、さまざまな海外語学研修を用意し、海外大学への進学も視野に入れた学びを展開します。ただし、英語については全コースとも4技能をバランス良く伸ばす指導に取り組んでいるとのこと。どのコースでも、1クラス2名の外国人講師がつく少人数制・習熟度別の英語の授業があり、タブレットを利用した授業や洋書の多読、レシテーション(暗誦)コンテストなども行われています。

 続けて、具体的な教育内容の説明がありました。入学後はまず、基礎学力の定着を図るために、中学段階から自学自習の習慣を形成していきます。朝のホームルーム前の週3日のテスト(国語・数学・英語)、英検®や漢検取得のための演習、定期考査前後の補習や確認テストなどで、手厚くフォローしています。また、今年の4月からは学習サポートセンターを開設。ここでは自由に自習ができるだけではなく、担当教員が生徒一人ひとりに合わせた学習計画(放課後の時間割)を作成するサポートも行います。チューターが常駐しているほか、希望があれば、先生が生徒を完全マンツーマンで個別指導するそうです。

 さらに、人間力を育むさまざまなプログラムを展開しています。中2では、生徒みずから企業の担当者と交渉することから始める職業体験を、中3では、企業や地域に向けて、課題解決のためのプレゼンを実施する「企業・地域との協働学習」などを行い、問題解決能力やプレゼン力、コミュニケーションスキルなどを磨きます。毎年、中3で卒業論文を提出するのも同校の特徴です。生徒は興味・関心を持ったトピックについて1年間かけて研究し、その成果を原稿用紙30枚、約1万2000字の論文にまとめるのです。この卒業論文をさらに掘り下げて、推薦入試やAO入試での志望大学合格につなげる生徒もいるそうです。

 最後に、2020年度入試についての説明がありました。大きな変更点は、2月5日午後に「思考力入試」を導入することです。試験は、文章読解力や活用力、表現力などを評価する「思考力Ⅰ(国語と算数の融合)」と、社会的課題解決能力、表現力や多視点などを評価する「思考力Ⅱ(社会と理科の融合)」を実施する予定です。また、2019年度と同様、適性検査型入試が行われることも伝えられました。2020年度入試に関する詳細は、7月中旬以降に発表される最新の入試要項をご確認ください。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 東京ドーム3個分の広さを誇る敷地内には、野球やテニスなどに活用できるグラウンドをはじめ、さまざまなスポーツ施設や学習施設が整っています

www.bunri-s.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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