受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

聖光学院中学校

2019年6月14日(金)

「紳士たれ」をモットーとし、社会に貢献できる健全で有為な人材を育成

 聖光学院は、フランスのキリスト教教育修士会を母体とする聖マリア学園によって、1958年に中学校が、1961年に高校がそれぞれ設立されました。「紳士たれ」をモットーとし、礼儀を重んじ、学力だけではなく、強い意志と弱者をいたわる思いやりの心も育みながら、社会に貢献できる、健全で有為な人材を育成しています。

 説明会の冒頭、あいさつに立った校長の工藤誠一先生は、同校の教育の特徴として「国際理解教育」「探究活動」「聖光塾」「選択芸術講座」「選択社会科演習」の五つを挙げました。なかでも、特に力を入れているのが国際理解教育です。生徒たちが将来、国際社会で活躍することを見据え、英語の4技能をバランス良く伸ばす授業を実践しています。その一例として、工藤先生が紹介したのは中2以上を対象としたオンライン英会話です。これは英語の授業以外に週3回、30分間マンツーマンで行われるレッスンです。生徒が1人1台所持しているノートパソコンと校内のWi−Fi環境を使って学校で受講することも、自宅で自分のスケジュールに合わせて学習することもできるため、生徒たちは積極的に取り組んでいるそうです。工藤先生は、「高2になるころには、英語でプレゼンテーションができるほど、生徒たちは語学スキルをめきめきと上げていきます」と話しました。培った英語力を発揮し、視野を広げる機会として希望者を対象とした海外研修も実施しており、カナダやニュージーランドでのホームステイ、セブ島語学研修、English Campなどがあります。

 「探究活動」としては、3年目に突入したSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の活動が挙げられます。中3~高2を対象にマレーシアの大学とシンガポールの工科大学で学ぶ短期研修旅行を実施し、生徒は英語でのプレゼンテーションにも挑戦しているそうです。

 三つめの「聖光塾」は、同校オリジナルの教育プログラムで、正規の授業のカリキュラムや学年の枠を超えて、教養を高めることを目的とした体験講座です。自由参加で、学年にかかわらず受講できます。大学院生や若手研究者と実験に取り組む「バイオ実験」、体を使った「オンロードバイク」など、年間を通じて多彩な内容があり、シリコンバレーのIT企業やスタンフォード大学を訪問する「アメリカ西海岸研修」も行われています。

 また、音楽・美術・演劇の各分野の専門家を講師に招き、毎週土曜日の3・4時限に2時間連続で行う中2の「選択芸術講座」では、興味・関心がある講座をみずから選択し、芸術活動に取り組むことで感性と創造力を磨きます。そして、「選択社会科演習」は、中3を対象に国内で実施する宿泊型演習講座です。長野県でのファームステイ・廃村体験、つくばサイエンスツアーなどがあり、さまざまな団体の協力の下、日本独自の伝統文化や最先端の技術に触れ、社会の動きを体験する機会を設けています。

 このように、同校では、机上での学習だけでなく、大学での学問や職業に対する生徒の興味関心を引き出す場を多く設け、生徒が自分の将来に目を向けられるように導いています。「生徒たちに多くの体験をしてもらいたい」という思いから、校外活動への参加を奨励し、その場合は公欠として認めているとのことです。工藤先生は、「これからの時代は変化が大きく、人生が思いがけない方向に進んでいくこともあるでしょう。しかし、そのような変化にも対応できる高い能力を持った生徒を育てたいと考えています」と結びました。

イメージ写真 2014年11月に完成した校舎は全館、冷暖房とWi−Fi環境を完備。人工芝グラウンド、二つの体育館、屋外プール、屋上テニスコートなど、スポーツ施設も充実しています

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