受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

西大和学園中学校

2019年6月1日(土)

生徒が主体的に学ぶ姿勢を養い、真のグローバルリーダーとして活躍できる人材に

 「次代を担う高い理想と豊かな人間性を持った生徒の育成」を目標に掲げ、1985年に法人が設立された西大和学園は、1986年に男女共学の高等学校を開校し、1988年に男子のみの中学校を併設。2014年から中学でも女子募集を開始しました。来年で設立35周年を迎える若い学校でありながら、関西屈指の進学校へと発展した同校の教育方法に注目が集まっています。

 東京・代々木の代々木ゼミナール国際教育センターで開かれた説明会には、学園長の岡田清弘先生が登壇しました。同校の指導方針について、岡田先生は「開校からわずか20年という短い期間で急速に進学実績を伸ばしたので、厳しい学習指導を行っているのではないかと思われがちですが、勉強というものは生徒自身が努力するからこそ、結果が出るものです。生徒たちがみずから取り組む姿勢を引き出すように、全教員が情熱を持ち、全力でサポートしています」と話しました。

 次に、話題は具体的な教育内容に移ります。同校では、部活動や学校行事を男女合同で行っていますが、中2まではクラスは男女別の編成で、授業も別々に行われます。その理由について岡田先生は「男子と女子は、学習の進め方や学力の推移の仕方が異なるため、それぞれに適した指導をしています」と説明しました。高校の内容に入る中3からは男女混合クラスとなりますが、中高一貫生と高校からの入学生とは、別クラス編成となるそうです。

 6年一貫の独自カリキュラムでは、主要教科に時間をかけて、基盤となる学力をきちんと身につけます。そのうえで、多種多様な実験・研究発表、独自教材を使った学習などで知的好奇心を刺激し、みずから問いを立て、グループやチームで課題を解決する力をつける活動を重視します。今年からは、グローバル・ビジネス・リーダーを育成するAIP(Action Innovation Program)も開始し、中3で卒業研究などに取り組んだ経験を、高校での起業教育に生かしています。

 また、英語教育においては、民間の英会話教育機関と連携してネイティブ講師による授業を行っているほか、約5000冊の英語の原書をそろえて、「卒業までに100万語」に触れることを目標に、多読を奨励しています。さらに、国際感覚を磨く機会として、ハーバード大学などを訪問して現地の学生や研究者と交流する次世代リーダー養成プログラムや、西大和学園カリフォルニア校と連携した短期・長期留学プログラムなどを整えています。岡田先生は、「大学入試だけでなく、少々苦手なことにもチャレンジして、将来、真のグローバルリーダーとなって活躍できる人になってほしいと願っています」と期待を込めて話しました。

 全国から入学する生徒のために、同校が持つ男子寮(青雲寮)についても説明がありました。青雲寮には首都圏を含め全国から生徒が集まっていますが、中学生は8人部屋、高校生は4人部屋で生活しています。多様な価値観を持つ生徒が集まるなかで、友人との交流も深まり、心の成長にもつながっているそうです。また、東大などの難関大学や、医学部への進学を希望する寮生のために、予備校の講師を招いての講習も実施しています。

 2020年度入試の要項は9月ごろに発表されます。同校では、各種資格・検定試験の成績や、各種大会・コンクール・コンテストで活躍した履歴のほか、集団討論やプレゼンテーションなどで評価する、専願の「21世紀型特色入試」をはじめ、帰国生入試、英語重視型入試など、多様な入試を実施しています。この21世紀型特色入試での合格者は、クラスのリーダーとなって活躍するなど、能力を存分に発揮している生徒が多いとのことです。岡田先生は「一般入試は、札幌・東京・東海・岡山・広島・福岡の各会場と、奈良県の学園本校で行われます。近畿圏外の受験生は、異なる都市で複数回受験することが可能です。多くの受験機会があるので、ぜひ、挑戦してください」と結びました。

イメージ写真 今春は、東大に42名、京大に34名が合格。東大合格者数は開校以来最多で、関西では2位、全国でも14位と健闘。学校内にある男子寮「青雲寮」には全国から生徒が集まり、首都圏からも毎年数名の生徒が入寮しています

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