受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

成城中学校

2019年6月19日(水)

「知・仁・勇」を備えた、グローバル時代を生きる「人間力の高いリーダー」を養成

 1885年に設立された文武講習館を前身とする成城中学校・高等学校。校名の「成城」は、中国の古典『詩経』大雅編にある「哲夫成城(哲夫ハ城ヲ成ス)」に由来し、「社会に有為な人材を育成する」という建学の精神を表しています。「知・仁・勇」を備えた、次代を切り開くグローバルリーダーの育成をめざす同校は、2018年度を最後に高校募集を停止し、この2年後には完全中高一貫校になります。中高6年間を見通した単元別先取り学習を行う新カリキュラムを導入するなど、さまざまな改革が進行中です。

 あいさつに立った校長の栗原卯田子先生は、「校章の『三光星』は、確かな知識や教養を表す『知』、思いやりの心を意味する『仁』、チャレンジ精神や忍耐力を示す『勇』の三つです。本校では130年以上も前の創立当初から、この三つの力を備えた、どんな時代でもたくましく生きる人間力の高いリーダーを育て続けています」と説明しました。

 同校のリーダー教育を象徴する取り組みとして挙げられたのが、千葉県南房総市の岩井海岸で行われる中1の臨海学校です。臨海学校は1925年から100年近く続く伝統行事で、高2の選抜された生徒が補助員として中1の指導に当たります。高2の生徒は後輩が無理なく泳げるよう、安全に配慮しながらサポートすることでリーダーシップを学び、中1にとってはロールモデルとなります。中1はその姿にあこがれを抱きます。

 一方、伝統のリーダー教育を礎としたグローバル教育にも注力しています。その柱となるのが、中3~高2の希望者を対象に行う「エンパワーメント・プログラム」です。これは、カリフォルニア大学の学生を招き、同校の生徒と英語で議論・企画・発表を行うことによって、自己を確立し、自己実現力を養います。この発展型として、オーストラリア研修や台湾研修を新たに行うなど、工夫を凝らしたプログラムを展開しています。

 続けて、入試広報室長の宮本八太郎先生が、学校生活全般について紹介しました。宮本先生は「異性がいない環境のなかで、自分らしく過ごせるためか、生徒は授業中も恥をかくことを恐れずにどんどん発言します。それが積極性を育むことにつながっているようです。また、部活などを通して、上級生と下級生、教員との交流も深く、学内全体で家族のような一体感があります。こうした環境で育った下級生が上級生になると、自然に後輩の面倒を見るようになり、協働性や礼儀、自治自律の精神を身につけていくようです」と語りました。

 学習指導については、中2までは基礎学力養成期と位置づけ、小テストや居残り学習を日常的に実施するなどして、学習習慣を確立させています。中3・高1ではキャリア教育を実施し、高2からは大学受験に向けて実戦力の養成に努めているそうです。また、朝7時半から夜7時まで利用できる「自修館」(自習室)も、意欲的な生徒たちを支えているとのこと。放課後はOBのチューターが常駐して学習をサポートするほか、隣接する進路指導室には大学過去問集や各種データをそろえ、いつでも利用・閲覧できるようにしています。加えて、同じフロアに職員室があるため、生徒たちは疑問点があれば、いつでも質問できるようになっています。

 最後に、教頭の岩本先生より、2020年度入試について説明がありました。第1回(2月1日)・第2回(3日)・第3回(5日)という日程に変更はありません。また、2019年度と同様に、国語はもちろん、社会・理科でも記述問題が出題されます。

イメージ写真 都営大江戸線「牛込柳町」駅から徒歩1分の立地。人工芝のグラウンドや温水プール、バスケットコート2面が取れる体育館、体操器具や音響機材を備えた地下体育館など、運動施設も充実しています

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