受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

山脇学園中学校

2019年6月17日(月)

独自のカリキュラムで「志」を育て、目標に向かって努力する力をつける

 1903年に誕生した山脇学園は、「社会で生き生きと活躍する女性のリーダーの育成」という教育目標の下、生徒一人ひとりの能力を最大限に伸ばすとともに、国際社会に貢献する“志”を育てています。

 あいさつに立った学校長の山﨑元男先生は、「高い教養とマナーを身につけた女性の育成」という建学の精神を紹介し、「現代社会で生き生きと活躍するための礎を中高6年間で築いていけるよう、各学年で明確な目標を定め、体系的に志を育てる教育プログラムを実践しています」と述べました。たとえば、探究学習を軸に実施する校外学習では、生徒の知的好奇心を刺激すると同時に視野を広げ、論理的思考力を高めるのがねらいです。一方で、希望する進路を実現するために不可欠な基礎学力の育成にも力を入れていること、国際教育が充実していることも強調しました。

 続いて登壇した中学教務部長の西川史子先生が説明したのは、学力向上に向けた具体的な取り組みです。同校ではこれまで、月曜から金曜は45分授業を7時限行い、土曜日は2~4時間の特別授業に充てていましたが、今年度から「50分授業・週6日制」を導入し、数学と国語のコマ数を増やしました。また、6学年すべてで習熟度別授業を導入し、正規の授業以外にもさまざまな課外授業を実施しているそうです。西川先生は「自習室『自学館』のほか、新たに設置した『セルフスタディアイランド』には生徒の質問に対応できる教員を配置し、生徒が志を実現できるよう、一丸となってサポートしています」と力強く語りました。こうした指導方針は、堅調な大学合格実績にもつながっています。

 次に、研究プロジェクト主任の大島悠希先生は、山脇学園のプロジェクト型学習について説明しました。学内には三つの課題解決型学習エリアが整備されています。科学への興味・関心や科学的思考力を養う「サイエンス・アイランド(SI)」、英語運用能力を高める「イングリッシュ・アイランド(EI)」、異なる価値観を持つ人々とかかわり、相互理解を深め、表現力を身につける「リベラルアーツ・アイランド(LI)」において、それぞれ特色ある授業が展開されているのです。大島先生は「このように総合的に探究することで、自分の興味がどこにあるかを発見してもらいたいと願っています」と述べました。

 国際教育担当部長の鎗田謙一先生は、EIでの授業と語学研修についてさらに詳しく説明しました。EIは、海外留学をしているような環境で、時には映画の主人公に扮して英語で演劇にチャレンジするなどして、能動的に英語を学ぶ施設です。エントランス広場の周りには、学校、レストラン、カフェ、フラワーショップなどを配置し、楽しい空間となっています。7人のネイティブ講師が常駐しており、日常的に英語を使い、発信力を鍛えられるのが特長です。希望者を対象とした語学研修や海外留学プログラムも充実しています。今後は海外大学進学セミナーやTOEFL、IELTS対策講座の開講も予定されています。現時点でも、中3の24%が大学受験レベルといわれる英検®2級以上を取得しています。「2019年度はオーストラリアのメルボルン大とカナダのトロント大にそれぞれ1人進学しました。今後も海外大学への実績を伸ばしていきたいと考えています」と鎗田先生は抱負を語りました。

 最後に、入試広報室長の関谷記子先生が2020年度入試について説明しました。2019年度は、それまでの4教科入試や英語入試に加えて、国語・算数いずれかで受験(出願時に選択)する「国・算1科午後入試」を新設しましたが、2020年度はさらに、理科と課題探究で評価する「探究サイエンス入試」を新設します。この探究サイエンス入試について関谷先生は「探究心を持って課題に取り組み、科学を通して社会に貢献したいという志を持つ生徒を求めています」と話しました。このほか、これまで11月末から12月初旬に1回のみ行っていた帰国生入試についても、2020年度は、11月30日と2月2日午前の2回行うそうです。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 東京都心の赤坂にありながら、ゆったりとした造りの校舎や体育祭のできるグラウンドなど充実した学習環境が魅力。敷地内にある畑では、中1がサツマイモを育てています

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