受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

本郷中学校

2019年6月25日(火)

部活動に打ち込んだ生徒が高い進学実績を挙げる、スマートな校風で人気の男子校

 高松藩松平家第12代当主の賴壽氏が1922年に創立した本郷学園。高松藩松平家の初代当主は徳川家康の孫にあたり、そうした歴史に詳しい人のなかには本郷学園のことを「松平の学校」と呼ぶ人もいる伝統校です。建学の精神は、「個性を尊重した教育を通して国家有為の人材を育成する」。初代教頭は「日本体操の父」ともいわれる永井道明で、体育を通して心身を鍛え、人格を磨いてきたこれまでの教育の積み重ねが、現在の運動部の活躍にもつながっているのかもしれません。

 同校には「強健・厳正・勤勉」の三つの教育目標があり、実践すべき教育方針として、「文武両道」「自学自習」「生活習慣の確立」を掲げています。それらの指針が日々の学校生活でどう生かされているかを最初に説明した校長の佐久間昭浩先生が、今後さらに育てていきたい力として挙げたのはコミュニケーション力です。あいさつを重んじ、人間関係を築く場としての部活動を奨励している同校ですが、「今後、社会で活躍するためには、みずから課題を発見し、周囲と協力しながら解決する力が、これまで以上に求められます」として、「人と人が交わる機会を通じて相手と気持ちのやりとりをする、そういう空間や場を本校でも増やしていきたいと思います」と伝えました。

 本郷はどのような学校かと質問されると、「ひと言で言うなら、『何でもできる学校』です」と答えているという佐久間先生。ただし、それはあくまでも自分の意思で選んだ場合に限るとのことで、「6年間を通して、自分のことは自分で決められる人に育ってほしいと思っています。勉強するのは当たり前として、それ以外にも自分がやりたいことを見つけ、一生懸命に取り組むことを望みます。そして、自身の6年間の生活に納得して、満足して卒業してほしいのです」と話す佐久間先生。クラブ活動に没頭し、悩みながらも最後は希望する進路を実現させた卒業生のことばを紹介しながら、「今後もそういう学校であり続けたい」と、思いを語りました。

 中学校教頭の福島先生からは、文武両道に通じるクラブ活動の様子、自主的な学習の例として本郷数学基礎学力検定試験(本数検)や本郷英単語基礎学力検定試験(本単検)といった独自の試験への生徒たちの取り組み、生活管理表や手帳などを活用して自分で時間を管理する力を身につけさせていることなど、生活習慣確立のための対応が紹介されました。生徒たちについては、「明るく楽しく伸び伸びと生活しているが、決まりは守ろうという気持ちがある」と評価したうえで、「本郷の教育方針の下で、心も体も強い男となって卒業できるよう、全力でバックアップしていきたい」と話しました。

 生き生きと学校行事に参加する生徒の姿を映像で紹介した後、最後に中学入試について、入試広報部長の野村竜太先生から説明がありました。2021年度から高校募集をやめることもあり、2020年度入試から募集人員が変わります。2月1日の第1回は従来の80名から100名に、2日の第2回は120名から140名に、それぞれ20名増員。全3回の入試で計240名だった募集定員は280名に増えます。そのほか、「試験当日の解答配布」「不合格者への得点公表」「繰り上げ合格」などについても説明がありました。試験当日、解答を配布し、即日の合格発表に際しては、希望があれば不合格者に対して各教科の得点を知らせているのは、同校を熱望する受験生が次の入試に再チャレンジする際の目安にしてほしいという思いからとのことです。また、「繰り上げ合格」は、複数回の入試を実際に受験した者から選出しているとして、「あきらめずに何度でも受験してください」というエールも送られました。

イメージ写真 本郷といえば運動部が有名ですが、最近は文化部の活動も盛んで、都大会や全国大会に出場するクラブも少なくないとのことです

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