受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

渋谷教育学園渋谷中学校

2019年6月3日(月)

自己を見つめ、自己を知り 信頼される人物になる

 渋谷教育学園渋谷中学高等学校は、1996年の創立以来、基本理念である「自調自考」を根幹に、「国際人としての資質を養う」「高い倫理観を育てる」を教育目標に掲げています。

 学校紹介DVDの上映後、あいさつに立った校長の田村哲夫先生は、「今年で創立24年目を迎え、社会人として活躍する卒業生の姿を見て、ようやく本校の教育の成果を実感できるようになりました」と話しました。

 生徒の発達段階に合わせたテーマで年6回の「校長講話」を行っている田村先生は、これまでに取り上げた話題に触れながら「これからの若者は、国際化や情報化が進む、激動の社会を生きていくことになります。これからの学校は知識だけでなく、一人ひとりに『自分はどんな人間か』を理解させる〝自己認識〟の機会を与えるべきです。それにより、自分の人生を自分で切り開くことができるからです。本校の掲げる〝自調自考〟は、『自分を調べ、自分について考える』ことにもつながります。生徒が一緒になってつくり上げてきた新しい学校だからこそ、互いを認め合う自由な校風があります。仲間と協力するなかで、信頼される自分となることが、国際社会で求められる能力の土台となると、わたしたちは考えています」と力強く述べました。

3ブロック制のカリキュラムと シラバスで学ぶ意識を持たせる

 具体的な教育内容や学校生活についての説明は、副校長の高際伊都子先生が担当します。中高6年間を2年刻みでA・B・Cの3ブロックに分け、成長段階に合わせたカリキュラムを実施している同校では、新学年の初めに、1年間で学習する内容と計画を細かく書いた「シラバス」を生徒に配布しています。高際先生は、「〝自考自調〟を実践するためには、『何のために、何を学ぶのか』を生徒自身が常に意識することが重要であると本校では考えています」と説明しました。

 Aブロック(中1・2)では、1クラスを約35名で編成し、きめ細かい指導を徹底。「人間関係を構築させるために話し合いを促し、時間をかけて学ばせて自学自習の姿勢を身につけさせます」とのことです。Bブロック(中3・高1)以降は、1クラスは約40名で編成され、高校内容の先取り授業も開始。数学と英語では、6クラスを7グループに分けた少人数制授業を取り入れ、理解度を確認しながら学習を進めていきます。さらに、高2から文系・理系に分かれ、高3では進路別の選択授業が多くなります。高際先生によると、「近年の志望進路は、4割が文系、6割が理系で、理系のうち30%程度が医学部進学者です」とのこと。また、海外大学進学希望者が増えているため、外国人カウンセラーによる面談や、海外大学の入試担当者による説明会を実施するなど、サポート体制を充実させています。

 最後に、入試対策部部長の鈴木一真先生から、「今年の2月1日の第1回入試の合格最低点は、300点満点で、男子が188点、女子が199点と、昨年(男子182点、女子197点)に比べてボーダーラインが上がりました。男女ともに、差がつきやすいのは算数です。どの教科も書かせる問題が多いですが、たとえ最終的な答えが間違っていても、途中式や考え方までしっかり見て、部分点を与えますので、粘り強く問題と向き合ってください」とのアドバイスがありました。なお、2020年度入試からはWeb出願に変更されるそうです。

イメージ写真 地上9階・地下1階建ての校舎。体育系のクラブは、代々木公園や明治神宮外苑などの外部施設も利用して活動しています

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