受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

湘南白百合学園中学校

2019年6月6日(木)

カトリックの精神に基づく人間教育で 社会貢献できる〝愛ある人〟を育てる

 湘南白百合学園は、1938年にフランスのシャルトル聖パウロ修道女会によって創立された乃木高等女学校を前身とするミッションスクールです。あいさつに立った校長の谷口貞女先生は、ミッションスクールの特長として、「居心地の良さ」と「温かい雰囲気」を挙げました。同校が掲げる三つの校訓「従順」「勤勉」「愛徳」は聖書に示される価値観を指針としたもので、それぞれ「真の自由を生きるよろこび」「能力をみがき役立てるよろこび」「互いに大切にし合うよろこび」という意味があります。同校ではこれらの教えを教育や学校生活のなかで実践し、一人ひとりが目標を持って学習やさまざまな活動に取り組んでいるそうです。谷口先生は「6年間の学びを通して、人間が生きるうえで真に豊かになるための答えを出す過程や、自分の意思で挑戦しようとする気持ちを大事にしています。国際社会に貢献できる〝愛ある人〟に成長してもらいたいと願っています」と結びました。

 続いて、新入生2人が登場し、作文を朗読。「文化祭を訪れ、優しい先輩方や温かい校風が好きになりました」「部活動が盛んな学校です。わたしは茶道部のお稽古を通して作法を学びたいです」などと、志望動機や放課後の様子を素直なことばで語り、参加者から温かい拍手が送られました。

教科の枠を超えた探究学習に注力 「生涯学び続ける力」を身につける

 次に、社会科主任の水尾純子先生が、同校の総合的な学習の時間について紹介しました。授業では、中1から高2までの生徒がテーマと形態を学年ごとに進化させながら、教科の枠を超えた探究学習に主体的に取り組みます。より良く問題を解決する資質・能力・共感力を育み、「生涯学び続ける力」を身につけるためです。中1では、グループワークで自分の意見を友人と共有し、班の意見としてまとめた内容を構成して発表するほか、壁新聞の作成にも挑戦します。中2では個人研究に取り組み、さまざまな方法で調べ、理解した内容をレポートにまとめて発表します。中3では、環境をテーマに、実験計画の立案・実行、レポート作成、発表を行い、その要旨を英文でまとめます。さらに高1は長崎で、高2は京都・奈良で現地調査を行い、それまでに培った探究スキルを駆使して論文を仕上げます。水尾先生は、「テーマを設定し、収集した情報に基づき仮説を立て、分析・検証して考察を深めていく一連のプロセスに取り組むことで、新しい大学入試でも生かせる思考力・構成力・表現力が身につきます」と強調しました。

 最後は、教育システムの紹介です。同校はあえてコース制を敷かず、国公立大・私立大、文系・理系・医歯薬系、音楽・美術系と、幅広い進路に対応した学習サポート態勢を整えています。

 英語教育では、「聞く・読む・書く・やり取りする・発表する」の5領域の言語活動に力を入れ、中1では少人数クラス、中2以降は習熟度別少人数クラス制できめ細かい指導を行っています。さらに、中1から中3までの上級者を対象に、少人数による英語の特別Eクラスを編成し、取り出し授業を実施。海外のテキストを使用し、外国人講師がメインの指導役を務めて、主体的な英語コミュニケーション力を磨きます。

 2020年度の入試の変更点も伝えられました。これまで一般入試は2月2日午前の1回のみでしたが、20年度は2月1日午後と2日午前の2回となります。1日午後の第1回は算数1教科入試となり、2日の第2回では、4科のほかに、国語・算数の試験と英語資格で選抜される方式も選択できます。また、この2回の入試では面接が廃止されます。このほか、これまで1月に行われていた帰国生入試は、年内(12月21日)に実施予定となっています。定員などの詳細は、学校ホームページをご確認ください。

イメージ写真 片瀬山の高台に建つ校舎からは、江の島や相模湾が一望でき、豊かな自然に包まれています。カトリック校なので、宗教の授業や、朝礼時・昼食前・終礼時にお祈りがあります

www.shonan-shirayuri.ac.jp/chukou/ 別ウィンドウが開きます。

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